美容師の過去問
第42回
衛生管理技術 問4
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問題
第42回 美容師国家試験 衛生管理技術 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
化学的消毒法の特徴に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 逆性石けんは、無色無臭で毒性が弱く、ウイルスや結核菌に対して殺菌効果がある。
b 逆性石けんは、普通の石けんと併用すると消毒力が著しく低下する。
c 次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌と同時に漂白の作用がある。
d 消毒用エタノールは、芽胞型の菌に対して殺菌効果がある。
a 逆性石けんは、無色無臭で毒性が弱く、ウイルスや結核菌に対して殺菌効果がある。
b 逆性石けんは、普通の石けんと併用すると消毒力が著しく低下する。
c 次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌と同時に漂白の作用がある。
d 消毒用エタノールは、芽胞型の菌に対して殺菌効果がある。
- a と b
- b と c
- c と d
- a と d
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この過去問の解説 (3件)
01
【化学的消毒法】とは、
化学薬品を使う消毒法です。
・消毒法エタノール
・次亜塩素酸ナトリウム
・グルコン酸クロルヘキシジン
・逆性石けん
・両性界面活性剤
a、
逆性石けん水溶液
・人体に対して毒性や刺激性が少ないです。
・無色透明です。
・多量の有機物(汚れなど)があると、消毒力は低下します。
・普通の石けんと一緒に使うと、消毒力は低下します。
・結核菌、ウイルス、芽胞に効果がありません。
逆性石けんは、ウイルスや結核菌に効果がありません。
よって、(ウイルスや結核菌に対して殺菌効果がある)→(ウイルスや結核菌に対して殺菌効果はない)の間違いです。
b、
逆性石けんは、普通の石けんと一緒に使うと、沈殿を起こして、消毒力が低下します。
よって、正しいです。
c、
次亜塩素酸ナトリウム水溶液
・殺菌と同時に漂白作用があり、防臭の作用もあります。
・細菌やウイルスに効果があります。
・結核菌には効果ありません。
・金属類は腐食しやすく、色物の布片類は色落ちします。
次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌と漂白の作用があります。
よって、正しいです。
d、
消毒用エタノール
・細菌、結核菌、ウイルスに効果があります。
・芽胞には効果がありません。
・ゴムやプラスチック類が劣化します。
消毒用エタノールは、芽胞に効果がありません。
よって、(芽胞型の菌に対して殺菌効果がある)→(芽胞型の菌に対して殺菌効果がない)の間違いです。
よって、bとcが正しいので、答えは2です。
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02
a 逆性石けんは、無色無臭で毒性が弱く、結核菌やウイルス、芽胞に効果がありません。
b 逆性石けんは、普通の石けんと併用すると沈殿を起こして、消毒力が低下します。
c 次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌と同時に漂白の作用があります。
d 消毒用エタノールは、結核菌やウイルス、多くの細菌などを殺しますが、芽胞型の菌に対しては殺菌効果がありません。
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03
【化学的消毒法】とは薬品を使う消毒法です。
・エタノール(アルコール)消毒
・次亜塩素酸ナトリウム
・逆性石鹸
・両性界面活性剤
・グルコン酸クロルヘキシジン の五種類 です。
a .
【逆性石けん】は
・血液の付着した疑いのないものの消毒に用います
・0.1%以上の水溶液の中に10分間以上浸します
・無色無臭で毒性も弱く、洗浄力はほとんどありません
・汚れによって、効力が大幅に低下します
・栄養型(芽胞を持たない)細菌には効果があります
・結核菌、ウイルス、芽胞には効果がありません
よって
(ウイルスや結核菌に対して殺菌効果がある)
→(ウイルスや結核菌に対して殺菌効果はない)
の誤りです。
b .
普通の石けんとは逆の性質を持っているから
『逆性石けん』と呼ばれます。
逆性石けんは「アルカリ性」に対して
普通の石けんは「酸性」です。
なので、混ぜると両者共に効力を失ってしまいます。
よって、正しいです。
c .
【次亜塩素酸ナトリウム】は
・漂白作用、殺菌作用、防臭作用があります
・汚れによって、効力が低下します
・金属を防臭します
・比較的不安定で分解しやすいので冷暗所に保存しなければなりません
「かみそりと血液の付着又はその疑いのある器具」には
・0.1%以上の水溶液の中に10分間以上浸します
「血液の付着した疑いのない器具」には
・0.01%以上の水溶液の中に10分間以上浸します
よって
殺菌と同時に漂白の作用があるので正しいです。
d .
【消毒用エタノール】は
・揮発性があり、濃度変化を起こしやすいです
・ゴムや一部のプラスチックなどを溶かします
・他の消毒薬とは反応しないので色々な消毒薬と混用できます
・結核菌、ウイルス、栄養型(芽胞を持たない)細菌に対して効力があります
・芽胞には効力がありません
よって
(芽胞型の菌に対して殺菌効果がある)
→(芽胞型の菌に対して殺菌効果がない)
の誤りです。
よって、
bとcが正しいので、答えは2です。
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