美容師の過去問
第43回
感染症 問4
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問題
第43回 美容師国家試験 感染症 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
結核に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 学校、事業所などで集団発生する傾向がある。
- 微熱、寝汗、長く続くせきや痰などが早期症状として現れる。
- 近年のわが国における死亡率のピークは青年期にある。
- 予防接種はBCGワクチンによる。
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この過去問の解説 (3件)
01
答えは3です。
【結核】とは、
病原体は、結核菌です。
感染経路は、ほとんどが飛沫感染です。
潜伏期は、半年~2年間です。
発症すると、倦怠感、微熱、寝汗、咳や痰などで、無症状の人もいます。
予防接種で、BCGワクチンがあり、生後5~8カ月に接種できます。
1、
換気の悪い狭い空間で、多くの人がいると、飛沫感染により結核菌が長く空間にいるため、集団感染が起きやすいです。
よって、正しいです。
2、
結核が発症すると、早期は、倦怠感、微熱、寝汗、咳や痰の症状があります。
よって、正しいです。
3、
死亡率のピークは、近年は、60歳以上の高齢者です。
高齢者は、戦前や戦後に結核に罹患していることがあり、老化や他の疾病により免疫が弱くなって、発症すると考えられてます。
よって、(青年期)→(高齢者)の間違いで、これが正解になります。
4、
結核の予防接種は、BCGワクチンです。
よって、正しいです。
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02
正解は3です。
結核は「結核菌」によって起こる感染症で、主に患者の咳やくしゃみで体外に排出された飛沫を吸い込んで感染する飛沫感染によって感染します。
飛沫感染が主な経路であるため密閉された室内である学校や事業所、病院や高齢者施設などで集団感染が発生する危険性があります。
1は正しい説明です。
結核の早期症状としては咳や痰、微熱や発汗、倦怠感や息苦しさなどがあります。
風邪や肺炎とよく似た症状であるため初期の発見が難しいと言われます。
2も正しい説明です。
1950年まで日本人の死因第1位だった結核ですが、予防接種の義務化やストレプトマイシンなどの治療薬の普及で死亡率は低下していきました。
1945年ごろまで年代別死亡率が最も高かったのは青年層だったのですが、最近では高齢者の死亡が目立っています。
3が誤った説明です。
牛型結核菌の毒性を弱めた生ワクチンであるBCGが結核を予防するワクチンです。
4は正しい説明です。
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03
答えは3です。
[結核]は感染症です。直接の原因となるのは、結核菌という最近です。
1. 正しいです。
感染経路は、空気感染や飛沫感染です。
結核に対する免疫をもたない若い世代の人々が増加したことや、診断の遅れなどによる集団感染の傾向があります。
2. 正しいです。
初期症状は、風邪に似ています。
体重の減少、食欲低下などの症状もあります。
3. 誤りです。
免疫力が低下した60歳以上の高齢者の発症が多くなっています。
4. 正しいです。
生後5ヶ月~8ヶ月までの期間で1回のBCGワクチンの接種が勧められています。
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