美容師の過去問
第43回
文化論及び美容技術理論 問10
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問題
第43回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
へアカラーの種類と特徴に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
- 脱染剤は、毛髪のメラニン色素を脱色する。
- 酸化染毛剤は、黒色の毛髪を明るい色に染毛することもできる。
- へアマニキュアは、永久染毛剤に分類される。
- 一時染毛料の色もちは、約2~4週間である。
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この過去問の解説 (3件)
01
【ヘアカラー】
・脱色剤・脱染剤(医薬部外品)
脱色剤は、毛髪のメラニン色素を酸化して分解することで、毛髪を明るくします。
1剤にアルカリ剤(アンモニア)、2剤に酸化剤(過酸化水素)が配合されています。
脱染剤は、脱色剤にプラスして、過硫酸塩が配合され、染毛した毛髪の染料も脱染することができます。
・永久染毛剤…酸化染毛剤(医薬部外品)
毛髪のメラニン色素を脱色すると同時に、酸化染料を毛皮質の中まで浸透させて、これを酸化重合することで発色させます。
シャンプーで色落ちしません。
1剤にアルカリ剤と酸化染料、2剤に酸化剤(過酸化水素)です。
・半永久染毛料…ヘアマニキュア(化粧品)
酸性染料が、毛髪のキューティクルと毛皮質の浅いところまで浸透し、イオン結合で染まります。
色持ちが約2~4週間で、シャンプーのたびに少しずつ色落ちします。
髪を明るく(脱色)はできません。
・一時染毛料(化粧品)
法定色素や顔料などの着色料を、基剤に配合して、毛髪に付着させます。
毛髪表面に付着させるだけなので、1回のシャンプーで洗い落とすことができます。
脱染剤は、毛髪のメラニン色素と染色した髪の染料の両方を取ることができます。
よって、正しいので、これが正解になります。
酸化染毛剤は、黒色の毛髪を脱色して、同時に、染色して希望の色をいれます。
よって、正しいので、これが正解になります。
ヘアマニキュアは、半永久染毛料になります。
永久染毛剤は、酸化染毛剤になります。
よって、(永久染毛剤)→(半永久染毛料)の間違いです。
一時染毛料は、染料を毛髪表面に付けているだけなので、シャンプーで洗い落ちます。
よって、(約2~4週間)→(1回のシャンプーで洗い落とす)の間違いです。
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02
答えは「脱染剤は、毛髪のメラニン色素を脱色する。」と「酸化染毛剤は、黒色の毛髪を明るい色に染毛することもできる。」です。
正しいです。
脱染剤は、毛髪から染料を脱染するものです。
脱染とは、毛髪のメラニン色素及び染毛によって定着した色を脱色することです。
正しいです。
酸化防止剤は、黒色の髪を明るい色に染毛することもできます。
ヘアカラー、ヘアダイ、おしゃれ染め等です。
誤りです。
ヘアマニキュアは、半永久染毛剤に分類されます。
誤りです。
一時染毛料とは、染毛料を毛髪の表面に付着させて、一時的に着色するものです。
一度のシャンプーで色は落ちます。
※ この設問は試験時の出題ミスにより、正答が2つになった設問です。
基本的には、美容師試験において正答が2つになることはありません。
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03
〇酸化染毛剤・・・白髪染め、おしゃれ染め
〇脱色剤・・・ヘアブリーチ、ヘアライトナー
〇脱染剤・・・ヘアブリーチ、パウダーブリーチ
〇半永久染毛剤・・・ヘアマニキュア、カラーリンス他
〇一時染毛料・・・ヘアマスカラ、カラースプレー他
どういったものがそれに分類されるか、頭に入れて問題に取り組みましょう。
脱染剤は、染毛した毛髪の染料を脱染し、毛髪のメラニン色素とともに脱色させます。
よって正しいです。
酸化染毛剤は、永久染毛剤に分類され、黒色の毛髪を明るい色に染毛することができます。
色もちは2~3か月程度です。
よって正しいです。
へアマニキュアは、半永久染毛剤に分類されます。
色もちは、約2~4週間で、かぶれや毛髪のいたみがほとんど無いのが特徴です。
よって誤りです。
一時染毛料は、一度のシャンプーで色が落ちるのが特徴です。
ヘアマスカラやカラースプレーがそれにあたります。
よって誤りです。
ヘアカラーをしたことのある人は、解答しやすい設問もあったと思います。
経験から答えが分かる時もあるので、慌てないようにしましょう。
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