美容師の過去問 第44回 人体の構造及び機能 問5
この過去問の解説 (3件)
正解は3です。
血液は血漿・赤血球・白血球・血小板で主に構成されています。
1~4の役割を果たしているのがどの器官なのかを見ていきましょう。
酸素の運搬機能を担っているのがヘモグロビン(赤血球)で、血液の赤い色は血液量の約40%を占める赤血球に由来しています。
酸素の運搬は血小板の役割ではありません。
造血作用を持っているのは骨髄にある造血細胞で、細胞分裂を繰り返して赤血球や白血球、血小板へと分化していき血液が造られます。
造血作用は血小板の役割ではありません。
血液凝固は血小板の働きによるもので、血管の損傷に反応して血小板が活性化し、血管表面で凝集して傷口を塞ぎ止血します。
血液凝固が血小板の機能になります。
貪食とも呼ばれる食作用は白血球の役割となります。血流に乗って血管中を移動し、侵入した細菌などを取り込み分解・消化します。
食作用は血小板の働きではありません。
答えは3です。
1. 酸素の運搬は、赤血球です。
内部にヘモグロビンがあり、ヘモグロビンは肺で酸素を受け取り、血管を流れ、体内の細胞に酸素を運びます。
2. 造血作用とは、血液の細胞成分を形成する作用のことです。
3. 血液凝固は、血小板の機能です。
血小板は、血液1平方ミリメートルあたり15~40万個含まれています。
4. 食作用とは、細胞が周囲の固形物を細胞内に取り込む作用のことです。
まず血液は骨髄で作られます。
そして、血液の成分は主に4つ。赤血球・白血球・血小板・血しょうで構成されています。
それぞれの主な働きは以下のとおりです。
[赤血球(ヘモグロビン)]…酸素の運搬
[白血球]…食作用(外敵と戦う)
[血小板]…血液凝固(出血時に血を固める)
[血しょう]…酸素以外のものを運ぶ
それでは、問題をみてみましょう。
こちらは誤りです。
酸素の運搬は赤血球(ヘモグロビン)の役割です。
こちらも誤りです。
造血作用は骨髄の役割です。
こちらが正解です。
血液凝固は血小板の役割です。
こちらは誤りです。
食作用は白血球の役割です。
こちらの問題の場合、造血作用のみ血液中の話ではないので、はじめから除外することが出来ます。あとは、血液の4つの主成分さえ覚えていれば解ける問題ですのでここで覚えてしまいましょう。
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