微生物である細菌に関する問題です。
細胞核を持たない原核生物である細菌は、その成分の80％が水分でできています。
これは誤った説明です。
生育に不適当な環境になると細胞内で形成される芽胞は、熱や乾燥に対して耐性が高くなります。
これは誤った説明です。
細菌には、酸素があると発育できない嫌気性菌と、発育に酸素が必要な好気性菌、酸素があってもなくても発育できる通性嫌気性菌の3つがあります。
これが正しい説明です。
細菌は自分自身で増殖できますが、ウイルスは生きた細胞内でしか増殖できません。
これは誤った説明です。
細菌についての問題です。
この問での重要な細菌の特徴
・増殖には十分な水分が必要で、細菌の成分の約80％は水分です。
・生育に不適当な状態になると細胞内に芽胞をつくるものがあり、熱や乾燥に強いです。
・発育に酸素が必要な好気性菌、酸素があると発育できない嫌気性菌、発育に酸素は関係のない通性嫌気性菌があります。
・自分自身で増殖するので、生きた細胞内でなくても増殖できます。
細菌の成分の約80％は、タンパク質である。・・・✕
約80％は水分なので、誤った文章です。
細菌の芽胞は、熱や乾燥に弱い。・・・✕
熱に強いので、誤った文章です。
細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。・・・〇
嫌気性菌はこれにあたるので、正しい文章です。
細菌は、生きた細胞内でないと発育、増殖できない。・・・✕
ウイルスと違い、生きた細胞内でなくても発育できるので誤った文章です。
【細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。】は正しい文章なので、こちらが正解です。
