美容師の過去問
第47回
公衆衛生・環境衛生 問4

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問題

第47回 美容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

カビとダニに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 室内の天井や壁に発生している黒カビは、アレルギー反応を引き起こすことはない。
  • カビの発育は、酸素や湿度、温度、栄養によって影響を受ける。
  • ダニのなかには、人の皮膚から落下するフケや垢(あか)を栄養とするものがいる。
  • ダニの死骸やふんを吸い込んで、アレルギー反応を引き起こすことがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

環境衛生に関する問題です。

選択肢1. 室内の天井や壁に発生している黒カビは、アレルギー反応を引き起こすことはない。

・・・・黒カビは吸い込むことでアレルギーを引き起こすため誤った文章です。

選択肢2. カビの発育は、酸素や湿度、温度、栄養によって影響を受ける。

・・・・正しい文章です。

選択肢3. ダニのなかには、人の皮膚から落下するフケや垢(あか)を栄養とするものがいる。

・・・・正しい文章です。

選択肢4. ダニの死骸やふんを吸い込んで、アレルギー反応を引き起こすことがある。

・・・・正しい文章です。

まとめ

よって、«室内の天井や壁に発生している黒カビは、アレルギー反応を引き起こすことはない。»が誤った文章であり、この問の正解になります。

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02

環境衛生についての問題です。

カビには様々な種類がありますが、その中でもアレルギーの原因となる主なものを3つ解説します。

・《黒カビ》空気中に多く浮遊していて発生しやすく、室内外あらゆるところに分布します。

・《青カビ》空気中に多く浮遊していて、押入れや畳、パンやお菓子などにもに発生します。

・《こうじカビ》乾燥や高温に強く、靴箱や皮革製品などに発生します。

カビの発生しやすい環境

 [ホコリや汚れがある場所] [湿度65%以上] [室温20~25℃]

ダニの発生しやすい環境

 [湿度70%以上] [室温20~25℃] [人のフケ・アカなどの栄養源のあるところ]

このようなカビやダニのフン、死骸を吸い込むことでアレルギー反応を引き起こすことがあります。

選択肢1. 室内の天井や壁に発生している黒カビは、アレルギー反応を引き起こすことはない。

黒カビは空気中に分布し、アレルギー症状となるカビですので

誤った文章です。

選択肢2. カビの発育は、酸素や湿度、温度、栄養によって影響を受ける。

正しい文章です。

選択肢3. ダニのなかには、人の皮膚から落下するフケや垢(あか)を栄養とするものがいる。

正しい文章です。

選択肢4. ダニの死骸やふんを吸い込んで、アレルギー反応を引き起こすことがある。

正しい文章です。

まとめ

【室内の天井や壁に発生している黒カビは、アレルギー反応を引き起こすことはない。】が誤った文章で、この問の正解です。

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03

環境衛生から、アレルギーの原因となるカビやダニに関する問題です。

選択肢1. 室内の天井や壁に発生している黒カビは、アレルギー反応を引き起こすことはない。

黒カビは湿度が高い室内や、換気が不十分な場所に発生します。黒カビから放出される胞子を、長期間に渡って吸引したり、皮膚に触れたりすると、アレルギーなどの健康被害を起こす危険性があります。

選択肢2. カビの発育は、酸素や湿度、温度、栄養によって影響を受ける。

カビが好む場所は、湿度が高く、中程度の温度で、栄養となるものが多い場所です。湿度が80%を超えると繁殖のスピードはさらに速くなります。

選択肢3. ダニのなかには、人の皮膚から落下するフケや垢(あか)を栄養とするものがいる。

ダニの中には、不飽和脂肪酸を含んだフケや垢、髪の毛を栄養源として好む種類もいます。

選択肢4. ダニの死骸やふんを吸い込んで、アレルギー反応を引き起こすことがある。

ダニの死骸やフンなどに皮膚が接触したり、吸引してしまうことでアレルギー反応を引き起こすことがあります。

まとめ

カビが繁殖しやすい環境もちろん、カビ・ダニそれぞれがアレルギーを引き起こす原因についてもしっかりと覚えておきましょう。

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