美容師の過去問
第47回
衛生管理技術 問4
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問題
第47回 美容師国家試験 衛生管理技術 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
消毒薬水溶液の調製に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 5%次亜塩素酸ナトリウムを50倍希釈して、0.01%水溶液を調製する。
- 10%逆性石けんを100倍希釈して、0.1%水溶液を調製する。
- 20%グルコン酸クロルヘキシジンを200倍希釈して、0.05%水溶液を調製する。
- 15%両性界面活性剤を150倍希釈して、1%水溶液を調製する。
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この過去問の解説 (3件)
01
消毒法の計算についての問題です。
文章を読むと難しく見えますが、考え方を理解すると説きやすくなります。
〇%《 原液 》を〇倍希釈して、〇%水溶液を調製する。
→ 〇%水溶液 は 〇%《 原液 》を〇倍で薄めたもの
計算方法 : 〇%《 原液 》÷ 〇倍率 = 〇%水溶液
これに当てはめて計算していきます。
5%《 次亜塩素酸ナトリウム 》÷ 50倍率 = 0.01%水溶液
誤った計算なので ✕ です。
10%《 逆性石けん 》÷ 100倍率 = 0.1%水溶液
正しい計算なので 〇 です。
20%《 グルコン酸クロルヘキシジン 》÷ 200倍率 = 0.05%水溶液
誤った計算なので ✕ です。
15%《 両性界面活性剤 》÷ 150倍率 = 1%水溶液
誤った計算なので ✕ です。
【10%逆性石けんを100倍希釈して、0.1%水溶液を調製する。】
が正しい計算なので、正解です。
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02
美容の現場において消毒薬は原液のままではなく水で薄めた水溶液が用いられます。ここでは希釈に関して問われています。
消毒薬原液を希釈、つまり水で何倍かに薄めますが、そうすると原液である消毒薬の濃度は希釈する倍率だけ低くなります。
と言うことは…
原液消毒薬濃度(%)÷希釈倍率=調整後の水溶液濃度(%)
で求められることになります。
数式にあてはめると、5(次亜塩素酸ナトリウム濃度)÷50(希釈倍率)=0.1(調整後水溶液濃度)となり、0.01%ではないのでこの記述は誤っています。
数式にあてはめると、10(逆性石けん濃度)÷100(希釈倍率)=0.1(調整後水溶液濃度)となるので、これは正しい記述です。
数式にあてはめると、20(グルコン酸クロルヘキシジン濃度)÷200(希釈倍率)=0.1(調整後水溶液濃度)となり、0.05%ではないのでこの記述は誤っています。
数式にあてはめると、15(両性界面活性剤濃度)÷150(希釈倍率)=0.1(調整後水溶液濃度)となり、1%ではないのでこの記述は誤っています。
消毒薬の調整の問題で希釈してできる水溶液の濃度が問われる問題であれば…
原液消毒薬濃度(%)÷希釈倍率=調整後の水溶液濃度(%)
この数式にあてはめましょう。
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03
消毒法の計算に関する問題です。
問題に出てくる数字は3つです。
・◯%〜水溶液は、
・◯倍希釈をして
・◯%〜水溶液を調製する。
倍数を求めると正しい答えになります。
«大きい% ÷ 小さい% = ◯倍希釈»
に当てはめて計算します。
✕・・・5%次亜塩素酸ナトリウム ÷ 0.01% = 500倍
問題文は50倍で答えは500倍なので誤りです。
◯・・・正しい答えです。
✕・・・20%グルコン酸クロルヘキシジン ÷ 0.05% = 400倍
問題文は200倍で答えは400倍なので誤りです。
✕・・・15%両面界面活性剤 ÷ 1% = 15倍
問題文は150倍で答えは15倍なので誤りです。
計算式、問題のパターンを覚えると簡単に解けるのでしっかり覚えましょう。
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