美容師の過去問
第47回
皮膚科学 問3
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問題
第47回 美容師国家試験 皮膚科学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 皮膚に冷たい刺激を与えると、立毛筋が収縮して、いわゆる鳥肌反応(立毛筋反射)が起こることがある。
- 脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激によって行われる。
- 温度と関係なく精神的な感動によって手掌や足底、腋窩(えきか)から急激に汗が出ることがある。
- 皮膚の表面にある脂肪膜は弱酸性で、細菌の増殖を抑制する。
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この過去問の解説 (3件)
01
皮膚の生理機能についての問題です。
健康な皮膚がもつ生理機能・・・
バリア機能、体温調節作用、皮膚反射、分泌作用、免疫機能、再生作用などがあります。
皮膚に冷たい刺激を与えると、立毛筋が収縮して、いわゆる鳥肌反応(立毛筋反射)が起こることがある。・・・〇
皮膚に冷たい刺激を与えると、血管が収縮し立毛筋も収縮して毛が逆立つ反応が起きます。
脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激によって行われる。・・・✕
脂腺の発育は男性ホルモンの刺激によって行われ、一般的に男性のほうが女性より分泌量が多いです。
温度と関係なく精神的な感動によって手掌や足底、腋窩(えきか)から急激に汗が出ることがある。・・・〇
交感神経の働きで温度と関係なく、精神的影響(緊張、興奮など)により発汗することがあります。
皮膚の表面にある脂肪膜は弱酸性で、細菌の増殖を抑制する。・・・〇
脂肪膜は水分の蒸発を防いだり、外的摩擦から保護したり、弱酸性により細菌の発育を抑制します。
【脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激によって行われる。】が誤った文章なので、
この問での正解です。
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02
皮膚とその附属器官の生理機能に関する記述の中から誤っているものを選ぶ問題です。
皮膚は冷たい刺激を受けると、血管が収縮して青白くなり、立毛筋が収縮して毛が逆立ついわゆる鳥肌反応が起こります。
これは正しい記述です。
皮脂を分泌する脂腺の発育は、女性ホルモンではなく男性ホルモンの刺激によって起こり、20~25歳で最高になって年齢とともに減少していきます。
これが誤った記述です。
緊張時や興奮時などの精神的影響時に、温度とは関係なく手掌や足底、腋窩(えきか)から急激に汗が出ることを、精神的発汗といいます。
これは正しい記述です。
皮膚表面の脂肪膜は、弱酸性でアルカリを中和したり細菌の増殖を抑えたりしています。
これは正しい記述です。
皮膚とその附属器官の生理機能については、かなり広範囲から、しかも頻繁に出題されているので、しっかり覚えておきましょう。
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03
保健(皮膚科学)に関する問題です。
皮膚がもつ生理機能
・保護作用
・体温調節作用
・皮膚反射
・分泌排泄作用
・呼吸作用
・免疫作用
・再生作用
など
◯・・・・正しい文章です。
✕・・・・脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激ではなく男性ホルモンの刺激によるものです。
◯・・・・正しい文章です。精神性発汗と言います。
◯・・・・正しい文章です。脂肪膜は保護作用があります。
よって«脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激によって行われる»が誤った文章で、この問の正解になります。
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