美容師 過去問
第50回
問32 (皮膚科学 問2)
問題文
毛の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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問題
美容師 国家試験 第50回 問32(皮膚科学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
毛の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 皮膚表面に出ている毛の部分を毛根という。
- 毛の3つの層のうち、中心部を毛小皮という。
- 毛皮質の細胞には、褐色のメラニンが含まれる。
- 毛髄質は、ウロコのように角化した透明な核のない細胞からなる。
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この過去問の解説 (1件)
01
毛は 「毛幹(もうかん)」 と 「毛根(もうこん)」 の2つの部分に分かれます。
毛幹(もうかん) :皮膚表面に出ている部分(目に見える毛の部分)です
外側から「毛小皮(キューティクル)」・「毛皮質(コルテックス)」・「毛髄質(メデュラ)」の3層でできています。
毛根(もうこん) :皮膚内に埋まっている部分(毛球や毛乳頭を含む)です
毛根には、毛の成長や栄養供給に重要な組織があります。
毛乳頭(もうにゅうとう) :毛根の最深部にあり、毛細血管から栄養を受け取ります
毛母細胞(もうぼさいぼう) :細胞分裂を行い、新しい毛を作り出します
毛包(もうほう) :毛を包み込んで支える部分です
皮脂腺(ひしせん) :皮脂を分泌し、毛を保護します
誤り
毛根(もうこん)は、皮膚の内部に埋まっている部分を指します。
→ 皮膚表面に出ている部分は「毛幹(もうかん)」 といいます。
誤り
毛の3つの層は、毛小皮(キューティクル)・毛皮質(コルテックス)・毛髄質(メデュラ) で構成されています。
中心部は毛髄質(もうずいしつ)であり、毛小皮(キューティクル)は最も外側の層となります。
正しい
毛皮質(コルテックス)は、毛の主成分であり、メラニンを含んでいる部分です。
メラニンの量や種類(ユーメラニン(黒~茶色)とフェオメラニン(赤~黄褐色))によって毛の色が決まります。
誤り
毛髄質(メデュラ)は、髪の内部にあり、柔らかい角化した細胞と空洞を含みます。
「ウロコ状の透明な細胞」というのは毛小皮(キューティクル)の特徴となります。
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