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二級ボイラー技士の過去問「第29162問」を出題

問題

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重油燃料によるボイラー及び附属設備の低温腐食の抑制措置として、誤っているものは次のうちどれか。
   1 .
硫黄分の少ない重油を選択する。
   2 .
燃焼ガス中の酸素濃度を上げる。
   3 .
給水温度を上昇させて、エコノマイザの伝熱面の温度を高く保つ。
   4 .
燃焼室及び煙道への空気漏入を防止し、煙道ガスの温度の低下を防ぐ。
   5 .
重油に添加剤を加え、燃焼ガスの露点を下げる。
( 二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 燃焼及び燃焼に関する知識 )

この過去問の解説 (3件)

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正解は 2 です。

燃焼ガス中の酸素濃度を上げると硫黄の酸化物であるSOxが発生しやすくなります。SOxは低温腐食の原因であるため、燃焼ガス中の酸素濃度を上げるのは低温腐食の抑制措置として不適切です。

1 硫黄が燃焼によって反応して二酸化硫黄となり、さらに水と反応することで酸性の硫酸となることで腐食します。

3 伝熱面の温度を高く保つことで低温腐食を防ぐことができます。

4 ガスの温度の低下を防ぐことで低温腐食を防ぐことができます。

5 露点が下がると低い温度にならないと液体にならないのでガス中に含まれる硫酸が液体となって腐食することを防ぎます。
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正答は「2」です。

設問は、重油燃料によるボイラ及び附属設備の低温腐食の抑制措置について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.硫黄分の少ない重油を選択すると、硫黄酸化物の生成が少なくなり、低温腐食を抑制できます。

 2. 燃焼ガス中の酸素濃度を下げると、酸素量が少なくなることで、硫黄酸化物の生成が少なくなり、低温腐食を抑制できます。

 3. 給水温度を上昇させて、エコノマイザの伝熱面の温度を高く保つと、燃焼ガスが露点(気体中に含まれる水蒸気が水になる温度)まで下がりづらくなるので、低温腐食を抑制できます。

 4.燃焼室及び煙道へ空気が漏入すると、燃焼ガスの温度が低下し、露点に達すると低温腐食が起きる原因になりえます。
   燃焼室及び煙道へ空気が漏入することを防止し、煙道ガスの温度の低下を防ぐころで、低温腐食を抑制できます。

 5.重油に添加剤を加え、燃焼ガスの露点を下げると、燃焼ガス中の硫黄酸化物が水に溶け込んで酸となることができないため、低温腐食の抑制につながります。

以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。

正答は「2」です。
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1.正解です。
硫黄分があると、低温腐食を生じます。

2.誤っています。
燃焼ガス中の酸素濃度を下げます。酸素濃度が高いと、三酸化硫黄が生成されやすくなります。そうすると、水蒸気と反応し、硫酸蒸気になり、金属面を腐食させます。

3.正解です。
記載の通り、 給水温度を上昇させて、エコノマイザの伝熱面の温度を高く保ちます。

4.正解です。
燃焼室及び煙道への空気漏入を防止し、煙道ガスの温度の低下を防ぎます。

5.正解です。
燃焼ガスの露点を下げると、燃焼ガス中の硫酸蒸気が凝縮しにくくなります。
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