二級ボイラー技士の過去問
平成27年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問25
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー用気体燃料について、誤っているものは次のうちどれか。
- LNGは、天然ガスを産地で精製後、-162℃に冷却し液化したものである。
- 都市ガスは、一般に天然ガスを原料としている。
- 都市ガスは、液体燃料に比べてNOxやCO2の排出量が少なく、SOxは排出しない。
- LPGは、都市ガスに比べて発熱量が小さい。
- 液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
LPGは都市ガスより単位質量あたりの炭素量が多いので発熱量が大きいです。
1 LNGは液化天然ガスの略です。LNGは、天然ガスを産地で精製後、-162℃に冷却し液化したものです。
2 都市ガスは、一般的に天然ガスを原料としています。
3 天然ガスは硫黄をほとんど含んでいないためSOxを排出しないです。
5 LPGは発熱量が大きいため、液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料として使用されることが多いです。
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02
LNGは天然ガスを産地で精製後、-162℃に冷却し液化したものです。また、空気より軽い性質をもちます。
2.正解です。
記載の通り、 都市ガスは一般に天然ガスを原料としています。
3.正解です。
都市ガスは、液体燃料に比べてNOxやCO2の排出量が少なく、SOxは排出しません。クリーンな燃料です。
4.誤っています。
LPGは都市ガスに比べて発熱量が大きいです。
それは、LPGはLNGより単位当たりの炭素量が多いからです。その為、LNGと比べ空気より重い性質です。
5.正解です。
記載の通りです。液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多いです。
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03
正答は「4」です。
設問は、ボイラ用気体燃料について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.LNGは、天然ガスを産地で精製後、-162℃に冷却し液化したものです。
LNGの主成分はメタンです。
2.都市ガスは、一般に天然ガスを原料としています。
3.都市ガスは、液体燃料に比べて含有炭素量が少なく、熱量が低いためNOxやCO2の排出量が少なく、硫黄分が含まれていないためSOxは排出しません。
4.LPGは、都市ガスに比べて含有炭素量が多いため、発熱量が大きいです。
5.液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多いです。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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