二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問1
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
温度及び圧力について、誤っているものは次のうちどれか。
- セルシウス(摂氏)温度は、標準大気圧の下で、水の氷点を0℃、沸点を100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものである。
- セルシウス(摂氏)温度t[℃]と絶対温度T[K]との間にはT=t+273の関係がある。
- 760mmの高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力を標準大気圧といい、1013hPaに相当する。
- 圧力計に表れる圧力を絶対圧力といい、その値に大気圧を加えたものをゲージ圧力という。
- 蒸気の重要な諸性質を表示した蒸気表中の圧力は、一般に絶対圧力で示される。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものは「圧力計に表れる圧力を絶対圧力といい、その値に大気圧を加えたものをゲージ圧力という。」です。
正しいです。「標準大気圧(1気圧)下で水が氷になる(個体になる)温度を0℃、水が沸騰する(気体になる)温度を100℃」と定義している温度がセルシウス温度です。
1℃はこれを百等分したものです。
正しいです。絶対温度(T)は「T=0 Kで原子・分子が熱運動をしなくなる温度」として定義されています。
温度は原子・分子の熱運動の大きさを表す値です。
セルシウス温度では、原子・分子が熱運動しなくなる温度がt = -273℃なので、0 K= -273℃ となり、絶対温度T(K)=セルシウス温度t(℃)+273(℃) となります。
正しいです。「トリチェリの実験」において、標準大気圧の圧力値は実証されています。
その値は約1013hPaであり、1気圧と定められています。
誤っています。圧力計は標準大気圧(1013hPa)を0として扱います。
圧力計の中の絶対圧力計では真空状態を0としています。
ゲージ圧力は圧力計におけるゼロの値を大気圧(1013hPa)の値としていますので、「圧力計値0=大気圧」となります。
正しいです。蒸気表の圧力値0は、真空状態を示しているので絶対圧力で示されています。
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02
誤っているものは「圧力計に表れる圧力を絶対圧力といい、その値に大気圧を加えたものをゲージ圧力という。」です。
正解です。
セルシウス(摂氏)温度は標準大気圧の下で、水の氷点を0℃、沸点を100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものです。
ちなみに、氷点とは水が凍る温度です。沸点とは水が沸騰する温度のことです。
正解です。
セルシウス(摂氏)温度t[℃]と絶対温度T[K]との間にはT=t+273の関係があります。
例えば、温度が0℃のとき、絶対温度は273Kになります。
正解です。
記載の通り、760mmの高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力を標準大気圧といい、1013hPaに相当します。
誤っています。
圧力計に表れる圧力をゲージ圧力といい、その値に大気圧を加えたものを絶対圧力といいます。
ゲージ圧力、大気圧、絶対圧力の関係は、下記になります。
絶対圧力=ゲージ圧力+大気圧
正解です。
記載の通りです。蒸気の重要な諸性質を表示した蒸気表中の圧力は、一般に絶対圧力で示されます。
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03
誤っているものは「圧力計に表れる圧力を絶対圧力といい、その値に大気圧を加えたものをゲージ圧力という。」です。
セルシウス(摂氏)温度は、標準大気圧の下で、水の氷点を0℃、沸点を100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものです。
セルシウス(摂氏)温度t[℃]と絶対温度T[K]との間にはT=t+273の関係があります。
760mmの高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力を標準大気圧といい、1013hPaに相当します。
圧力計に表れる圧力をゲージ圧力といい、その圧力に大気圧を加えたものを絶対圧力といいます。
つまり、ゲージ圧力と絶対圧力の間には
絶対圧力=ゲージ圧力+大気圧
という関係が成り立ちます。
蒸気の重要な諸性質を表示した蒸気表中の圧力は、一般に絶対圧力で示されます。
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