二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問8
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。
- ブルドン管圧力計は、ブルドン管に蒸気が直接入らないように、水を入れたサイホン管などを用いて胴又は蒸気ドラムに取り付ける。
- 面積式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
- 容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が、歯車の回転数に比例することを利用している。
- 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
- U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示す。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものは「面積式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。」です。
正しいです。ブルドン菅圧力計を蒸気ラインに取り付ける場合は、蒸気が入らないように、水を入れたサイホン菅と一緒に設置します。
圧力計は高温に弱いため、通常は50℃以下、耐熱なら80℃以下の温度でしか扱えず、サイホン菅などにより蒸気を冷却します。
誤っています。面積式流量計は、テーパー菅の中にフロートがあり、フロートの位置から流量を読み取ります。
問いでは差圧式流量計の説明をしています。
正しいです。容積式(オーバル)流量計は楕円形のケーシング内を楕円形の歯車二つが占めており、その回転数は流量と比例しています。
正しいです。二色水面計は、「光線がそれぞれの物質を通過するときの屈折率はそれら物質ごとに異なっている」ことを利用した水面計です。
蒸気部は赤色、水部は緑色に見ることができます。
正しいです。U字菅式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と、他の箇所の圧力(大気圧など)との差を、U字菅内の水柱で示しています。
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02
誤っているものは 面積式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。 です。
ブルドン管圧力計は、ブルドン管に蒸気が直接入らないように、水を入れたサイホン管などを用いて、胴又は蒸気ドラムに取り付けます。
面積式流量計は、流量に応じてフロートが上下することを利用しています。
流体が流れている管の中に絞りを挿入することで、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用しているのは、差圧式流量計です。
容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用しています。
二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見えます。
U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示します。
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03
誤っているものは「面積式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。」です。
正解です。
ブルドン管圧力計はブルドン管に蒸気が直接入らないように、水を入れたサイホン管などを用いて胴又は蒸気ドラムに取り付けます。
ブルドン管とは、断面がへん平な管を円弧上に曲げてその一端を固定し、もう一端を閉じたもののことです。
誤っています。
差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用しています。
正解です。
記載の通りです。容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が、歯車の回転数に比例することを利用しています。
正解です。
二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見えます。特に色の部分は覚えておきましょう。
正解です。
U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示します。
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