二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問9

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。
  • シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御である。
  • オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • 比例動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作し制御を行う。
  • 積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作し制御を行う。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1. 正しいです。シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序で、定められた条件が満たされていることを確認しながら、制御の各段階を進めていく制御です。

2. 正しいです。オンオフ動作では操作量が二つの定まった値のいずれかをとりながら制御を行います。蒸気圧力制御では、燃焼もしくは燃焼停止のいずれかの制御を行います。

3. 正しいです。ハイローオフ動作(3位置動作)には高燃焼(蒸気圧力が設定圧力より一定圧力以下)、低燃焼(蒸気圧力が設定圧力よりやや低め)、燃焼停止(蒸気圧力が設定圧力と同じ)の3段階の状態をとります。

4. 誤っています。比例動作は偏差の大きさに比例して操作量を増減するよう動作が働きます。問いは微分動作の説明です。

5. 正しいです。積分動作は比例動作による制御において、オフセット(設定値と実際値との継続的な偏差)を解消する動作です。偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するよう動作し、制御を行います。

参考になった数122

02

正解は 4 です。

比例動作による制御は、偏差の大きさに比例して操作量を増減するように動作し、制御を行います。

1. シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御です。条件を満たさない場合、次の動作へ移行しないため、主手動に切り替える必要があります。

2. オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとります。

3. ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとります。

5. 積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作し、制御を行います。

参考になった数25

03

1.正解です。
シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御です。
シーケンス回路は、動力(ここでいうポンプ)の制御に用いられます。

2.正解です。
オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとります。オンオフは、運転と停止という意味で覚えると分かりやすいです。

3.正解です。
記載の通りです。ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとります。

4.誤っています。
微分動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作し制御を行います。

5.正解です。
積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作し制御を行います。

参考になった数25