二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
関係法令 問39
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 関係法令 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー(小型ボイラーを除く。)について、そうじ、修繕等のためボイラー(燃焼室を含む。)の内部に入るとき行わなければならない措置として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラーを冷却すること。
- ボイラーの内部の換気を行うこと。
- ボイラーの内部で使用する移動電灯は、ガードを有するものを使用させること。
- ボイラーの内部で使用する移動電線は、ビニルコード又はこれと同等以上の絶縁効力及び強度を有するものを使用させること。
- 使用中の他のボイラーとの管連絡を確実にしゃ断すること。
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この過去問の解説 (3件)
01
⑴ ボイラー又は煙道を冷却すること。
⑵ ボイラー又は煙道の内部の換気を行なうこと。
⑶ ボイラー又は煙道の内部で使用する移動電線は、キヤブタイヤケーブル又はこれと同等以上の絶縁効力及び強度を有するものを使用させ、かつ、移動電燈は、ガードを有するものを使用させること。
⑷ 使用中の他のボイラーとの管連絡を確実にしや断すること。
以上の措置を取らなければなりません。
ボイラー又は煙道の内部で使用する移動電線に、被覆が破けやすいビニルコードを用いることはできません。
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02
2.正しいです。換気を怠ると、酸欠に陥る可能性があります。
3.正しいです。感電のおそれがあるので、移動電灯は、ガードを有するものを使用します。
4.誤っています。ボイラーの内部で使用する移動電線は、キャブタイヤケーブル又はこれと同等以上の絶縁効力及び強度を有するものを使用します。ビニルコードだと、熱に弱く、且つ強度がありません。基本的にはキャブタイヤケーブルが使用されます。
5.正しいです。使用中の他のボイラーとの管連絡を確実にしゃ断します。
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03
設問はボイラ(小型ボイラを除く。)について、そうじ、修繕等のためボイラ(燃焼室を含む。)の内部に入るとき行わなければならない措置について問われています。
以下に説明致します。
設問についてはボイラー及び圧力容器安全規則第34条に記載されています。
要約すると以下のようになります。
掃除や修繕のためにボイラ(燃焼室を含む)の内部に入るためには以下の措置を行わなければなりません。
①ボイラを冷却すること
②ボイラの内部の換気を行うこと
③ボイラの内部で使用する移動電線は、キャブタイヤケーブル又はこれと同等以上の絶縁効力及び強度を有するものを使用させ、かつ、移動電灯は、ガードを有するものを使用させること。
④使用中の他のボイラとの管連絡を確実に遮断すること。
ボイラ内部で使用する移動用電線は、熱や曲げ伸ばしに弱く、絶縁耐力が低いビニルコードではなく、強度のあるキャブタイヤケーブルを使用することと規程されています。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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