二級ボイラー技士の過去問
平成28年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問16
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの内面腐食について、誤っているものは次のうちどれか。
- 給水中に含まれる溶存気体の02やCO2は、鋼材の腐食の原因となる。
- 腐食は、一般に電気化学的作用により生じる。
- アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化カルシウムと鋼材が反応して生じる。
- 局部腐食には、ピッチング、グルービングなどがある。
- ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制する。
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この過去問の解説 (3件)
01
アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウムと鋼材が反応して生じます。
1 給水中に含まれる溶存気体の酸素や二酸化炭素は鋼材の腐食の原因となります。
2 腐食は鉄が酸化鉄になることによって生じます。
4 ピッチングは小さな穴の腐食で、グルービングは線状の溝の腐食です。
5 ボイラー水が酸性になると腐食するため、酸消費量を高く保つことが大切です。
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02
給水中に含まれる溶存気体の02やCO2は鋼材の腐食の原因となります。
2.正解です。
記載の通り、腐食は一般に電気化学的作用により生じます。
3.誤っています。
アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウム(NaOH)と鋼材が反応して生じます。
4.正解です。
ピッチングは、金属表面の一部分が腐食し、それが進行して孔があいた状態のことをいいます。
グルービングは、溝部の溶存酸素により腐食が進行し、割れを発生させる状態のことをいいます。
5.正解です。
記載の通りです。ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制させます。
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03
給水中に含まれる溶存気体の02やCO2は、鋼材の腐食の原因となります。
2.正しいです。
記載の通り、腐食は一般に電気化学的作用により生じます。
3.誤っています。
アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウムと鋼材が反応して生じます。
4.正しいです。
ピッチング、グルービングは局部腐食になります。
5.正しいです。
ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制します。
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