二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問13
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合の措置として、誤っているものは次のうちどれか。
- 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出しを徐々に減少する。
- 運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止める。
- 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。
- 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部が真空にならないように、空気抜き弁を開いて空気を送り込む。
- ボイラー水の排出は、ボイラー水がフラッシュしないように、ボイラー水の温度が100℃以下になってから吹出し弁を開いて行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
運転停止のときはボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出しを徐々に減少します。
2.正解です。
運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止めます。逆の手順では意味がありませんので、覚えておきましょう。
3.正解です。
運転停止後はボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じます。圧力がかかってると、故障の原因になります。
4.正解です。
記載の通りです。給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部が真空にならないように、空気抜き弁を開いて空気を送り込みます。
5.誤っています。
ボイラー水の排出はボイラー水がフラッシュしないように、ボイラー水の温度が90℃以下になってから吹出し弁を開いて行います。
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02
設問は、ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合の措置を問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.運転を停止するときは、ボイラ水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出しを徐々に減少させます。
2.運転を停止するときは、燃料の供給を停止して、燃焼室内を十分換気してからファンを止めます。
残留している未燃ガスや燃焼ガスを排除するためです。
3.運転停止後は、ボイラの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じます。
4.給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラ内部が真空にならないように、空気抜き弁を開いて空気を送り込みます。
空気抜き弁を開かないと、蒸気が冷却されて徐々に水分が凝縮し、内部圧力は減少します。
ボイラ内部は真空に弱いため、簡単に破損します。
それを防ぐために、大気圧に開放し、圧力を逃がします。
5.ボイラ水の排出は、ボイラ水がフラッシュ(突沸)しないように、ボイラ水の温度が90℃以下になってから吹出し弁を開いて行います。
100℃は沸点であり、ボイラ水がフラッシュする危険性があるため、沸点より下げてから吹出しする必要があります。
以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。
正答は「5」です。
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03
ボイラー水は100℃でもフラッシュする恐れがあります。
1 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出しを徐々に減少させます。
2 運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止めます。十分に換気できていないと次回使用時に大変危険です。
3 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じます。
4 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部が真空にならないように、空気抜き弁を開いて空気を送り込みます。
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