二級ボイラー技士の過去問
令和元年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問21

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問題

二級ボイラー技士試験 令和元年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の(   )内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。

「燃料の工業分析では、( A )を気乾試料にして、水分、灰分及び( B )を測定し、残りを( C )として質量( % )で表す。」
  • A:固体燃料  B:揮発分   C:固定炭素
  • A:固体燃料  B:炭素分   C:残留炭素
  • A:液体燃料  B:揮発分   C:硫黄分
  • A:液体燃料  B:窒素分   C:揮発分
  • A:気体燃料  B:炭化水素  C:炭素分

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は「1」です。

設問は燃料の工業分析について問われています。

◎固体燃料の燃料組成は工業分析と元素分析
◯液体燃料の燃料組成は元素分析
◉気体燃料の燃料組成は成分分析

このうち、工業分析は固体燃料を気乾試料とした後に水分、灰分、揮発分を測定した後、残りを固定炭素として全体を100%とするものです。

上記の説明より、Aには「固体燃料」、Bには「揮発分」、Cには「固定炭素」が入ります。

正答は「1」です。

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02

正解は「1」です。

燃料の工業分析に関する問題です。

工業分析では,石炭などの個体燃料に用いられる分析方法で,分析対象を恒湿試料または気乾試料として水分・灰分・揮発分を測定し,残りを固定炭素として算出します。

揮発分が多いと着火性が良くなる傾向にありますが,その分自然発火する危険性もあり取扱いがしにくくなります。

炭素分が多いと発熱量も多くなり,質のよい燃料になります。

固定炭素を揮発分で割った値を燃料比と言います。

「燃料の工業分析では,(個体燃料)を気乾試料にして,水分,灰分及び(揮発分)を測定し,残りを(固定炭素)として質量( % )で表す。」

となります。

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03

正解は1.になります。

設問には工業分析について記載されてますが、燃料の組成を分析する方法は他にもあります。固体燃料の場合は、工業分析の他にも元素分析、液体燃料の場合は元素分析、気体燃料の場合は成分分析になります。

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