二級ボイラー技士の過去問
令和3年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問16
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 令和3年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー水位が水面計以下にあると気付いたときの措置に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 燃料の供給を止めて、燃焼を停止する。
B 炉内、煙道の換気を行う。
C 換気が完了したら、煙道ダンパは閉止しておく。
D 炉筒煙管ボイラーでは、水面が煙管のある位置より低下した場合は、徐々に給水を行い煙管を冷却する。
A 燃料の供給を止めて、燃焼を停止する。
B 炉内、煙道の換気を行う。
C 換気が完了したら、煙道ダンパは閉止しておく。
D 炉筒煙管ボイラーでは、水面が煙管のある位置より低下した場合は、徐々に給水を行い煙管を冷却する。
- A, B
- A, B, C
- A, B, D
- B, C
- C, D
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
ボイラー水位が水面形以下であると気づいた場合、ボイラーを非常停止させます。
A. 正しい。燃料の供給を止めて、燃焼を停止します。
B. 正しい。炉内、煙道の換気を行います。炉内や煙道に未燃ガスが残った状態で再立ち上げすると、異常燃焼の可能性があります。
C. 誤り。煙道ダンパは開状態にしたままとし、煙突からのドラフトにより冷却を継続します。
D. 誤り。煙管が水面より上の位置にある状態で給水を行った場合、煙管が急冷され、破損する可能性があるためです。
参考になった数78
この解説の修正を提案する
02
正解は「1」です。
ボイラー緊急停止に関する問題です。
ボイラー水位が水面計以下,つまり安全定水面以下となっており,低水位事故が発生する恐れがありますので,直ちに非常停止措置を行います。
A.正しいです。
低水位事故を防止するため,直ちに燃焼を停止します。
B.正しいです。
未燃ガスの滞留防止およびボイラー冷却のためにダンパーを開け,炉内・煙道の換気を行います。
C.誤りです。
煙道ダンパを全閉にすると未燃ガスが滞留し危険ですので,ダンパを開けて換気を行います。
その後は冷却のため,ダンパは開けておきます。この時,全開にすると煙道ダクトが急激に冷却され,温度変化による不同膨張が発生し破損する恐れがありますので,半開とします。
D.誤りです。
給水により冷却すると,急激に温度が低下し不同膨張を引き起こす恐れがあるため,ダンパを半開にして冷却します。
よって,A・Bが正しいため,正解は「1」です。
参考になった数36
この解説の修正を提案する
03
正解は、 1 です。
現在のボイラーでは、ボイラーが低水位を感知した場合、燃焼を自動的に停止する制御になっています 。ですが、センサーも異常をきたすことがあるので、水位は常に人間の目で確認しなければなりません。低水位は、重大な事故ですのでボイラーの非常停止措置を行ないます。
手順としては、以下になります。
1.燃料の供給を止めて燃焼を停止します。
2.燃焼用の吸気(押し込み通風)の供給を停止します。
3.主蒸気弁を閉じます。
4.水位が低下したばかりで、給水が可能である場合は給水し、水位の回復をはかります。 但し、鋳鉄製ボイラーの場合においては水を送ってはいけません。(鋳鉄は硬くて脆い為、急激な冷却により壊れる可能性があります。)
5. 煙道ダンパは、開放したまま煙突効果による吸出し通風を続けます。(冷却を続けます。)
6.ボイラーが自然冷却したら、原因及び各部の損傷の有無を点検します。
よって、A、Bが正しいので、1が正解となります。
参考になった数32
この解説の修正を提案する
前の問題(問15)へ
令和3年4月公表問題一覧
次の問題(問17)へ