二級ボイラー技士の過去問
令和3年4月公表
関係法令 問40

正解は、５です。

ボイラーの附属品の管理について、「ボイラー及び圧力容器安全規則 28条」に9項目が定められています。

そこからの問題です。

Ａ．誤った記述です。

「圧力計又は水高計の目もりには、当該ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。」

問題文中の「常用圧力」は誤りで、正しくは「最高使用圧力」です。

Ｂ．誤った記述です。

「蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。」

問題文中の「最高水位」が誤りで、正しくは「常用水位」です。

Ｃ．正しい記述です。

「燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。」

「不燃材料」でないことに注意してください。「耐熱材料」が正しいです。

Ｄ．正しい記述です。

「温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。」

また、似た項目として、同条で「逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること」とも定められています。

正解は， 5です。

ボイラーの付属品に関する問題です。

ボイラー及び圧力容器安全規則 第二十八条 附属品の管理により，以下の通り定められています。

1．安全弁は，最高使用圧力以下で作動するように調整すること。

2．過熱器用安全弁は，胴より先に作動するように調整すること。

3．逃がし管は，凍結しないように保温その他の措置を講ずること。

4．圧力計又は水高計は，機能を阻害する振動を受け無いようにし，内部が凍結また80℃以上のにならないようにする。

5．圧力計又は水高計の目もりには，最高使用圧力を示す位置に，見やすい表示をすること。

6．蒸気ボイラーの常用水位は，ガラス水面計又はこれに接近した位置に，現在水位と比較することができるように表示すること。

7．燃焼ガスに触れる給水管，吹出管及び水面測定装置の連絡管は，耐熱材料で防護すること。

8．温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。

A．上記5項により 誤りです。（誤：常用圧力 ➡ 正：最高使用圧力）

B．上記6項により 誤りです。（誤：最高水位 ➡ 正：常用水位）

C．上記7項の通り 正しいです。

D．上記8項の通り 正しいです。

正解は、　5　です。

A.誤った記述です。

正しくは、『圧力計又は水高計の目もりには、当該ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること』です。

B.誤った記述です。

正しくは、『蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること』です。

C.正しい記述です。

劣化、破損、腐食の原因となるので、耐熱材料で保護します。

D.正しい記述です。

返り管が凍結してしまうとボイラーに給水できなくなってしまうので、凍結防止措置をします。