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二級ボイラー技士の過去問 令和4年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問2

問題

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油だきボイラーにおける重油の加熱に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A  A重油や軽油は、一般に50〜60℃に加熱する必要がある。
B  加熱温度が高すぎると、息づき燃焼となる。
C  加熱温度が低すぎると、すすが発生する。
D  加熱温度が低すぎると、バーナ管内でベーパロックを起こす。
   1 .
A,B,C
   2 .
A,C
   3 .
A,D
   4 .
B,C
   5 .
B,C,D
( 二級ボイラー技士試験 令和4年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問2 )
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この過去問の解説 (3件)

13

重油ボイラーの過熱に対しての、操作方法や異常や障害からの出題です。

重油はもともと粘度が高いため、バーナーで噴霧しやすいように加熱が必要です。

しかし、加熱温度が低すぎても、高すぎても、選択肢のような障害が発生します。

A  A重油や軽油は、一般に50〜60℃に加熱する必要がある。

誤りです。

A重油は軽油に重油分を10%程度混合したもので、ほぼ軽油と同等の粘度です。

そのため、ほとんど加熱は不要です。

また、「50〜60℃に加熱する」が正しいとすれば、対象の重油はB重油です。

なお、C重油は、80~110℃程度に加熱が必要です。

B  加熱温度が高すぎると、息づき燃焼となる。

正しいです。

重油温度が高くなると噴霧状態が不安定となり、油滴の大きさにムラが出て、噴霧状態もムラが出て、燃焼が不安定となります。

これを燃焼の息づき燃焼とか振動燃焼と言います。

C  加熱温度が低すぎると、すすが発生する。

正しいです。

重油の過熱が低すぎると、粘度が高い状態での燃焼となって、バーナーの噴霧の油滴が大きくなり、油滴の燃焼に時間が掛かかるため、未燃の油滴が残りすすとなって炉内に付着する問題が起こります。

D  加熱温度が低すぎると、バーナ管内でベーパロックを起こす。

誤りです。

べーパロックは、気化した重油と高温の重油が交互に流れることで、安定して重油が供給できなくなる現象です。

重油の加熱温度が高すぎると、重油がバーナー本体で気化してしまい、バーナーから気化した重油が噴霧することになります。

選択肢1. A,B,C

Aが誤りです。

選択肢2. A,C

Aが誤りで、Bが入っていません。

選択肢3. A,D

どちらも誤りです。

選択肢4. B,C

どちらも正しく、他に正しい選択肢はありません。

選択肢5. B,C,D

Dが誤りです。

まとめ

今回は低温腐蝕については出題されていませんが、低温腐蝕・タンクへの貯蔵・重油用のバーナーなど注意すべき問題があります。

この分野からの出題に対しても備えておいた方が良いでしょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
13

【同一テーマでの出題回数】★★★★★(H27/4~R4/4公表分)

重油燃料は、粘度の大小でその性質が変わってくるため取り扱いも変えていく必要があります。使用される重油は、JIS(日本産業規格)では動粘度(㎡/s)によって1種、2種、3種に分類され、小さいものから(1種)<(2種)<(3種)と分類されています。具体的な値は、1種で20㎡/s以下、2種では20~50㎡/s、3種が50㎡/s以上とされています。この分類名称は、実務的に従来より使われているA重油は1種、B重油が2種、C重油が3種に対応しています。動粘度の大きなB重油やC重油は、燃焼させるため加熱する必要があり、その加熱の温度高低が重要なファクターとなります。加熱温度が低すぎる場合と高すぎる場合の両方について、影響度を掴んでおきましょう。

A:誤った文章です。粘度の大きな重油は燃焼にあたり過熱する必要があり、その加熱温度はB重油で50~60℃、C重油の加熱温度は80 〜 105℃が一般的です。

B:正しい文章です。重油の加熱温度が高すぎる場合の不具合の一つに、「いきづき燃焼」といわれる「霧化むら」からおこる振動燃焼があります。

C:正しい文章です。重油の加熱温度が低すぎるときにおこる不具合の一つに、燃焼が不安定となり「すす」の発生がみられます。

D:誤った文章です。ベーパロックとは、重油の加熱温度が高すぎる場合におこる現象で、油の気化に起因したバーナ管内のつまりから起こるものです。

選択肢1. A,B,C

誤りとなるAが含まれているため、不正解です。

選択肢2. A,C

誤りとなるAが含まれているため、不正解です。

選択肢3. A,D

誤りとなるAが含まれているため、不正解です。

選択肢4. B,C

BとCが正しいものの全てであり、正解です。

選択肢5. B,C,D

誤りとなるDが含まれているため、不正解です。

3

重油燃料に関する問題です。

A 誤りです。重油は比較的に粘度が低く、過熱の必要はありません。

D 誤りです。

「加熱温度が低すぎると」ではなく、「加熱温度が高すぎると」の間違いです。

加熱温度が高すぎると、バーナー内で重油が気化してしまい、べーパーロックが起きてしまいます。

選択肢1. A,B,C

Aが誤りです。

選択肢2. A,C

Aが誤りです。

選択肢3. A,D

どちらも誤りです。

選択肢4. B,C

どちらも正しい組み合わせです。

選択肢5. B,C,D

Dが誤りです。

まとめ

重油燃料の取扱いについてしっかりと把握しておきましょう。

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