問題
A 誘引通風は、燃焼ガス中に、すす、ダスト及び腐食性物質を含むことが多く、ファンの腐食や摩耗が起こりやすい。
B 押込通風は、一般に、常温の空気を取り扱い、所要動力が小さいので、油だきボイラーなどに広く用いられている。
C 誘引通風は、比較的高温で体積の大きな燃焼ガスを取り扱うので、炉内の気密が不十分であると燃焼ガスが外部へ漏れる。
D 平衡通風は、燃焼調節が容易で、通風抵抗の大きなボイラーでも強い通風力が得られる。
ボイラーの通風に関する問題です。
A 正しいです。
誘因通風は、煙道または煙突入り口に設けたファンにより、燃焼ガスを吸いだし、煙突に放出する方式です。
直接、燃焼ガスと接する為、消耗と摩耗があります。
B 正しいです。
押込み通風は、ファンにて炉内に風を押し込むことによって燃焼ガスを煙突に放出する方式です。
記述のとおり、所要動力が小さいので、油だきボイラーなどに広く用いられています。
C 誤りです。
炉内の気密が不十分であると燃焼ガスが外部へ漏れるのは「押込通風」についての記述です。
D 正しいです。
平衡通風は、誘引ファンと押込ファン併用したもので通風力は高いです。
誤りです。
BとDの選択肢が含まれていません。
正しい組み合わせです。
誤っています。
Cが誤りで、BとDが含まれていません。
誤っています。
Aが含まれておらず、Cが誤っています。
誤っています。
Aが含まれていません。
通風に関する問題も多く出題されています。
各方式の特徴をしっかりと把握しておきましょう。
この問題では、ボイラーの通風方式の特徴と適用に関する理解が問われています。
誘引通風、押込通風、平衡通風など、各通風方式にはそれぞれ特有の特性があり、適切な選択と運用が重要です。
A. この文章は正しいです。
誘引通風では高温の燃焼ガスを扱うため、ファンの腐食や摩耗が問題となります。
B. この文章は正しいです。
押込通風では燃焼に必要な空気を炉内に送り込むため、一般的には低温の空気を取り扱い、動力要求が小さいです。
C.この文章は誤りです。
誘引通風の特徴は、燃焼ガスの外部への漏れがないことです。
ファンが煙道や煙突の出口に設置されているため、炉内の気密が不十分でも燃焼ガスの漏れは起こりにくいです。
D. この文章は正しいです。
平衡通風は、燃焼ガスの外部への漏れがなく、燃焼調節が容易であり、強い通風力が得られる特性があります。
ボイラーの通風方式を選択する際には、それぞれの方式の特性を理解し、ボイラーの設計や運用条件に適した方式を選ぶことが重要です。
特に、高温ガスを扱う誘引通風や、動力要求の観点から押込通風、燃焼調節のしやすさから平衡通風など、各方式の特性を適切に活用することが求められます。