二級ボイラー技士の過去問
令和5年10月公表
関係法令 問10
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年10月公表 関係法令 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
法令上、起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならないボイラー(小型ボイラーを除く。)は、次のうちどれか。
- 鋳鉄製温水ボイラー
- 自然循環式水管ボイラー
- 炉筒煙管ボイラー
- 強制循環式水管ボイラー
- 貫流ボイラー
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、ボイラー水が不足している場合に自動的に燃料供給を遮断する装置又は代替の安全装置の設置が法令上要求されるボイラータイプについての理解が求められています。
ボイラー構造規格には
「貫流ボイラーには、ボイラーごとに、起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならない。」
と定められています。よって正解は「貫流ボイラー」となります。
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02
この問題は、ボイラー水が不足している場合に自動的に燃料供給を遮断する装置またはこれに代わる安全装置の設置が法令上必要とされるボイラーのタイプを特定することを目的としています。
起動時や運転時にボイラー水が不足すると、過熱や損傷などの重大な安全問題を引き起こす可能性があるため、このような安全装置の設置は非常に重要です。
誤り
解説:鋳鉄製温水ボイラーは、水の不足に対する自動的な燃料供給遮断装置の設置が特に法令で要求されているボイラータイプではありません。
このタイプのボイラーでは他の安全措置が重視されることが多いです。
誤り
解説:自然循環式水管ボイラーは、ボイラー水の不足に対して自動的に燃料供給を遮断する装置の設置を法令で直接要求されているわけではありません。
このボイラータイプでは、水の循環を利用した安全性の確保が中心となります。
誤り
解説:炉筒煙管ボイラーは、ボイラー水の不足時に燃料供給を自動的に遮断する装置の設置が法令で直接要求されるわけではありません。
炉筒煙管ボイラーの安全措置は、その構造に合わせて様々に規定されています。
誤り
解説:強制循環式水管ボイラーは、ボイラー水の不足に直面した際に燃料供給を自動で遮断する装置の設置が法令上要求されるタイプではないことが一般的です。
このボイラータイプでは、水の循環を強制的に行うことで安全性を高める設計が特徴です。
正しい
解説:貫流ボイラーは、起動時や運転時にボイラー水が不足している場合に自動的に燃料供給を遮断する装置または代替の安全装置の設置が法令上要求されるボイラータイプです。
これは、貫流ボイラーの運用上、水の不足が直接的に安全上のリスクを高めるため、特に重要視されています。
この問題を解く際には、各ボイラータイプの特性と、法令によって定められた安全装置の設置要件を理解することが重要です。
特に、ボイラー水が不足した場合のリスクを軽減するために設計された自動遮断装置やその代替装置がどのボイラータイプに求められているかに注目する必要があります。
選択肢を検討する際には、それぞれのボイラータイプの運用特性や安全性に関連する法規制の内容を基に、最も適切な選択を行うことが求められます。
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03
この問題は、起動時や運転時にボイラー水が不足した場合、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならないボイラー(小型ボイラーを除く。)という事で、基本的にボイラーの水不足は大きな事故につながる恐れがありますが、構造的に特に重要度の高いものを選んでいきます。
鋳鉄製温水ボイラーは、自動で燃料の遮断装置の義務はありません。
自然循環式水管ボイラーは、自動で燃料の遮断装置の義務はありません。
循環式なので、水の循環に関わる設備の重要度の方が高いです。
炉筒煙管ボイラーは、自動で燃料の遮断装置の義務はありません。
強制循環式水管ボイラーは、自動で燃料の遮断装置の義務はありません。
循環式なので、水の循環に関わる設備の重要度の方が高いです。
貫流ボイラーは、特に水不足が起きると大きな事故などにつながりやすい構造となっています。
そのため、自動で燃料の遮断装置やそれに代わる安全装置の設置が義務付けられています。
貫流ボイラーに関しては、他のボイラーと比較して少ない水の量で素早く蒸気を発生させるボイラーとなっています。
そのため、水不足が最も重要となり、安全装置が必要となります。
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