調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問2

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 薬学一般 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品副作用被害救済制度について、次の中から救済給付の対象とならないものを1つ選びなさい。
  • 無承認無許可医薬品
  • 医薬品の副作用による疾病の治療費の自己負担金
  • 医薬品の副作用による疾病の治療に伴う医療費以外の費用
  • 医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳以上の人の生活保障等
  • 生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的とした給付

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は「無承認無許可医薬品」です。

個人輸入により入手した医薬品等で健康被害が発生しても給付の対象にはなりません。

参考になった数3

02

対象とならないのは、「無承認無許可医薬品」です。

 

医薬品副作用被害救済制度は、医薬品が適正に使用されたにもかかわらず副作用が発生した場合疾病や障害等の健康被害を受けた方を救済する制度です。

 

病院で処方された医薬品や、薬局で購入した医薬品も対象となりますが、無承認無許可の医薬品に関しては制度の対象となりません

参考になった数1

03

正解は「無承認無許可医薬品」です。

医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を適正に使用したのにも関わらず入院治療を必要とする程度の副作用を生じた場合に医療費などを給付する制度です。

ポイントとなるのは、適正な使用下であることと副作用による健康被害の度合いです。

故意の過量服用などはもちろん、無承認無許可医薬品の使用も不適正とみなされるため対象外となります。

入院治療を必要としない軽度の健康被害が生じた場合でも対象外となります。

無承認無許可医薬品とは、医薬品と同じ成分が含まれている健康食品や海外からの個人輸入した医薬品などを指します。

選択肢2. 医薬品の副作用による疾病の治療費の自己負担金

入院治療を必要とする程度の疾病(やむを得ず通院している場合も含め)と判断されれば治療費が給付されます。

選択肢3. 医薬品の副作用による疾病の治療に伴う医療費以外の費用

直接の医療費以外は医療手当として給付されます。

選択肢4. 医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳以上の人の生活保障等

日常生活が著しく困難になるような障害が残った場合、障害年金として給付されます。

18歳未満の場合は、障害児養育年金として給付されます。

選択肢5. 生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的とした給付

遺族年金として給付されます。

他にも、遺族一時金、葬祭料の給付もあります。

参考になった数1