調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問5

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 薬学一般 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

薬の作用について、次の中から誤っているものを1つ選びなさい。
  • 中枢神経は、脳と脊髄から構成される。
  • 交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。
  • 副交感神経の神経伝達物質は、アセチルコリンである。
  • 交感神経が優位となると、肝臓のグリコーゲンが分解されてブドウ糖に変わり、血糖値が上昇する。
  • 副交感神経の働きが抑制されると、瞳孔は散大し目のまぶしさやちらつきを感じる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

交感神経系は、体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働きます。

参考になった数2

02

誤った記述は、「交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。」でした。

 

今回の設問では、主に交感神経、副交感神経の薬理作用についての知識が求めらました。

交感神経、副交感神経は、大きく分けると

 

交感神経:走る、興奮するなどの体が活動するときに働く神経

副交感神経:眠ったり、食事をするなどの体が休んだりリラックスをするときに働く神経

 

というイメージです。

選択肢1. 中枢神経は、脳と脊髄から構成される。

正しい記述です。

 

手指や足などの末端、また臓器など、中枢神経より伸びて体を制御する神経を末梢神経といいます。

選択肢2. 交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。

誤った記述です。

 

交感神経は、走る、興奮するなどの体が活動するときに働く神経です。

選択肢3. 副交感神経の神経伝達物質は、アセチルコリンである。

正しい記述です。

 

交感神経はノルアドレナリンを神経伝達物質としています

選択肢4. 交感神経が優位となると、肝臓のグリコーゲンが分解されてブドウ糖に変わり、血糖値が上昇する。

正しい記述です。

 

生物が活動するために即効性のあるエネルギー源である糖分が必要になります。

そのため、人間は交感神経が優位に働くときには血糖値が上昇するような体の仕組みになっています。

選択肢5. 副交感神経の働きが抑制されると、瞳孔は散大し目のまぶしさやちらつきを感じる。

正しい記述です。

 

副交感神経が抑制されると代わりに交感神経が優位に働き、瞳孔が散大します。

参考になった数1

03

誤っているのは

交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。

です。

 

交感神経系は闘争、興奮、緊張などの状態に活性化する神経系です。

安息状態となるように働くのは副交感神経系です。

選択肢1. 中枢神経は、脳と脊髄から構成される。

中枢神経からさらに枝分かれした神経系が末梢神経です。

選択肢3. 副交感神経の神経伝達物質は、アセチルコリンである。

筋肉の収縮の促進、脈拍を遅くするなどの機能を持っています。

選択肢4. 交感神経が優位となると、肝臓のグリコーゲンが分解されてブドウ糖に変わり、血糖値が上昇する。

先述のように交感神経は闘争時に優位になるので、

体内でエネルギーを産生するように働きます。

選択肢5. 副交感神経の働きが抑制されると、瞳孔は散大し目のまぶしさやちらつきを感じる。

副交感神経が抑制されると交感神経が優位となり、瞳孔の散大が見られます。

参考になった数0