調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問8

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 薬学一般 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

漢方処方製剤・生薬製剤について、次の中から誤っているものを1つ選びなさい。
  • 漢方処方製剤を使用してはならない年齢は、1歳未満である。
  • 安中酸は、神経性胃炎や胃腸虚弱に用いられる漢方薬である。
  • 甘草湯はカンゾウのみからなる漢方薬で、使用は短期間にとどめ、連用しないこととされている。
  • 芍薬甘草湯は、症状があるときだけの服用にとどめ、連用はしないこととされている。
  • 当帰芍薬散、呉茱萸湯、半夏厚朴湯はいずれもカンゾウを含まない。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤った記述は「漢方処方製剤を使用してはならない年齢は、1歳未満である。」でした。

 

漢方薬に関しての知識が求められていました。

選択肢1. 漢方処方製剤を使用してはならない年齢は、1歳未満である。

誤った記述です。

 

漢方薬の年齢による服用制限はなく、1歳未満でも服用量を調節し服用することができます

ただし、独特の風味があるため、白湯に溶かす、シロップなどを使用するなど飲ませるための工夫が必要になることが多いです。

※市販薬には3か月以下には使用しないこととされている商品もあります。

選択肢2. 安中酸は、神経性胃炎や胃腸虚弱に用いられる漢方薬である。

正しい記述です。

選択肢3. 甘草湯はカンゾウのみからなる漢方薬で、使用は短期間にとどめ、連用しないこととされている。

正しい記述です。

 

漢方薬の副作用として最も多く報告されているのが、カンゾウです。

血圧が上がる、体が浮腫むなどの副作用が発現する可能性があるので注意が必要です。

選択肢4. 芍薬甘草湯は、症状があるときだけの服用にとどめ、連用はしないこととされている。

正しい記述です。

 

漢方薬の副作用として最も多く報告されているのが、カンゾウです。

血圧が上がる、体が浮腫むなどの副作用が発現する可能性があるので注意が必要です。

選択肢5. 当帰芍薬散、呉茱萸湯、半夏厚朴湯はいずれもカンゾウを含まない。

正しい記述です。

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02

漢方処方製剤は、生後3か月未満の乳児に使用してはいけません。

選択肢3. 甘草湯はカンゾウのみからなる漢方薬で、使用は短期間にとどめ、連用しないこととされている。

カンゾウにはグリチルリチン酸が含まれ、ステロイドと類似した抗炎症作用を持つ成分です。

選択肢4. 芍薬甘草湯は、症状があるときだけの服用にとどめ、連用はしないこととされている。

カンゾウにはグリチルリチン酸が含まれ、ステロイドと類似した抗炎症作用を持つ成分です。

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03

誤っているのは

漢方処方製剤を使用してはならない年齢は、1歳未満である

です。

漢方処方製剤を使用できないのは、生後3か月未満です。

選択肢2. 安中酸は、神経性胃炎や胃腸虚弱に用いられる漢方薬である。

安中散にはカンゾウが含まれています。 

選択肢3. 甘草湯はカンゾウのみからなる漢方薬で、使用は短期間にとどめ、連用しないこととされている。

甘草湯は激しい咳や口内炎などに効果があります。

カンゾウにはグリチルリチン酸が含まれており、多量に摂取すると偽アルドステロン症を引き起こします。

選択肢4. 芍薬甘草湯は、症状があるときだけの服用にとどめ、連用はしないこととされている。

その他に心臓病のある人は使用しないこととされています。

基本的には痛みに対して効果があります。

選択肢5. 当帰芍薬散、呉茱萸湯、半夏厚朴湯はいずれもカンゾウを含まない。

カンゾウを含む漢方処方製剤は多いので、カンゾウを含まないものを覚えると良いでしょう。

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