調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問22
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問題
調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 保険薬局業務 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
調剤基本料1を算定する保険薬局が受け付けた処方箋を令和2年調剤報酬点数表を用いて算定した時、間違っているものを1つ選びなさい。
患者情報:57歳/協会けんぽ・本人/6ヶ月以内に来局あり/おくすり手帳持参なし
処方
アジルバ錠20mg1錠(薬価:140.2円/錠)
ノルバスクOD錠5mg 1錠(薬価:35.3円/錠)1日1回朝食後 14日分
患者情報:57歳/協会けんぽ・本人/6ヶ月以内に来局あり/おくすり手帳持参なし
処方
アジルバ錠20mg1錠(薬価:140.2円/錠)
ノルバスクOD錠5mg 1錠(薬価:35.3円/錠)1日1回朝食後 14日分
- 調剤基本料1:42点
- 薬学管理料:57点
- 調剤料:110点
- 薬剤料:252点
-
一部負担額:1220円
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「調剤料:110点」です。
普通錠とOD錠は服用方法が異なるため「内服錠とチュアブル錠または舌下錠のように服用方法が異なる」ものとして別剤として算定できるように思えますが、この組合わせの場合は1剤として調剤料55点を算定します。
口腔内崩壊錠は「水なしでも服用できる」とされている錠剤ですが、普通錠と同様に水で服用することも可能なためです。
その他の計算式に関しては、以下のとおりです。
処方 調剤料55点(内服)
薬剤料((140.2円×1錠)+(35.3円×1錠))÷10≒18点(単位薬価)
18点×14日=252点 計307点
合計406点 一部負担額1,220円
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02
誤っているのは
「調剤料:110点」
です。
「内服錠とチュアブル錠または舌下錠等のように服用方法が異なる場合」は
別剤として算定しますが、OD錠はこれには該当しないため内服錠と1剤として算定します。
そのため、調剤料は55点となります。
〇アジルバ錠
140.2×1÷10=14.02
五捨五超入をして14点。
〇ノルバスクOD錠
35.3×1÷10=3.53
五捨五超入をして4点。
14日分処方されているので、
(14+4)×14=252点
一部負担額:1220円
他の選択肢の計算結果より、
調剤基本料1:42点、
薬学管理料:57点、
調剤料:55点、
薬剤料:252点
なので、これらを合計して
42+57+55+252=406点
この場合は患者の自己負担は3割なので、
4060×0.3=1218
10円未満は四捨五入して1220円です。
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03
誤った組み合わせは「調剤料:110点」でした。
処方せんに関わる点数に関して、すべてを把握していないと解けない問題だったので難易度が高かったように感じます。
正しい組み合わせです。
その他、
調剤基本料2:26点
調剤基本料3 イ:21点
調剤基本料3 ロ:16点
となります。
正しい組み合わせです。
今回は、「3か月以内に来局あり、手帳なし」でしたが、
その他、
3か月以内に来局あり、手帳あり:43点
3か月以内に来局なし:57点
のパターンがあります。
誤った組み合わせです。
内服薬の8日以上14日以下の場合の調剤料は1剤につき55点です。
内服薬とチュアブル錠の場合は2剤として計算しますが、OD錠は該当となりません。
正しい組み合わせです。
内服薬のため1日単位で計算した後に、日数で掛けます。
140.2+35.3÷10=18点
18×14日分 = 252点
一部負担額:1220円
正しい組み合わせです。
まず、
調剤基本料1:42点
薬学管理料:57点
次に
調剤料:55点
薬剤料:252点
これらすべてを合計し、
42+57+55+252=406点
3割負担になるので、406点×0.3=121.8
金額に換算し、121.8点=1220円
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