調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問21

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 保険薬局業務 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

調剤基本料1を算定する保険薬局が受け付けた処方箋を令和2年調剤報酬点数表を用いて算定した時、間違っているものを1つ選びなさい。

患者情報:45歳/警察共済組合・本人/6ヶ月以内に来局あり/おくすり手帳持参あり

処方
アレジオン錠10mg1錠(薬価:51.3円/錠)
キプレスチュアブル錠5mg 1錠(薬価:138.3円/錠)1日1回就寝前 14日分

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「調剤料:55点」です。

同じ用法で普通錠とチュアブル錠は「内服錠とチュアブル錠または舌下錠のように服用方法が異なる場合」として調剤料は別剤として算定します。

この場合は55点×2剤=110点となります。

その他の計算式に関しては、以下のとおりです。

処方① 調剤料55点(内服)

 薬剤料51.3円×1錠÷10≒5点(単位薬価)

  5点×14日=70点 計125点

処方② 調剤料55点(内服)

 薬剤料138.3円×1錠÷10≒14点(単位薬価)

  14点×14日=196点 計251点

合計461点 一部負担額1,380円

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02

誤っているのは

調剤料:55点

です。

 

内服薬の調剤料は、内服錠とチュアブル錠のように服用方法が異なる場合は、

別剤として算定します。

そのため、55×2=110点とするのが正解です。

 

 

選択肢4.

薬剤料:266点

〇アレジオン錠

51.3×1÷10=5.13

五捨五超入をして5点。

14日分処方されているので5×14=70点

 

〇キプレスチュアブル錠

138.3×1÷10=13.83

五捨五超入をして14点。

14日分処方されているので14×14=196点

 

以上下線部を合計して

70+196=266点となります。

選択肢5. 一部負担額:1380円

他の選択肢の計算から、

調剤基本料1:42点、

薬学管理料:43点、

調剤料:110点、

薬剤料:266点

なので、これらを合計して

42+43+110+266=461

 

患者の自己負担は3割なので、

4610×0.3=1383

10円未満は四捨五入して、1380円となります。

参考になった数0

03

誤った組み合わせは「調剤料:55点」でした。

 

処方せんに関わる点数に関して、すべてを把握していないと解けない問題だったので難易度が高かったように感じます。

選択肢1. 調剤基本料1:42点

正しい組み合わせです。

 

その他、

調剤基本料2:26点

調剤基本料3 イ:21点

調剤基本料3 ロ:16点

となります。

選択肢2. 薬学管理料:43点

正しい組み合わせです。

 

今回は、「3か月以内に来局歴あり、手帳あり」でしたが、

その他、

3か月以内に来局あり、手帳なし:57点

3か月以内に来局なし:57点

のパターンがあります。

選択肢3. 調剤料:55点

誤った組み合わせです。

 

内服薬の8日以上14日以下の場合の調剤料は1剤につき55点ですが、今回の設問のように内服薬とチュアブル錠の場合は2剤として計算します

そのため55点×2で110点が正しい点数です。

選択肢4.

薬剤料:266点

正しい組み合わせです。

 

処方①に関して

51.3円÷10=5点

5×14日分 = 70点

処方②に関して

138.3円÷10 ≒ 14点

14×14日分 = 196点 合計266点が正しい点数です。

選択肢5. 一部負担額:1380円

正しい組み合わせです。

 

まず、

調剤基本料1:42点

薬学管理料:43点

 

次に

調剤料:110点

薬剤料:266点

 

これらすべてを合計し、

42+43+110+266=461点

 

3割負担になるので、461点×0.3=138.3

金額に換算し、138.3点=1380円

参考になった数0