調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問20

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 保険薬局業務 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

調剤基本料1を算定する保険薬局が受け付けた処方箋を令和2年調剤報酬点数表を用いて算定した時、間違っているものを1つ選びなさい。

患者情報:85歳/後期高齢者医療/6ヶ月以内に来局あり/おくすり手帳持参あり

処方①
アムロジピンOD錠2.5mg「トーワ」1錠(薬価:10.1円/錠)1日1回朝食後 30日分
処方②
セレコキシブ錠100mg 2錠(薬価:16.3円/錠)1日2回朝・夕食後 30日分
処方③
ブロチゾラム錠0.25mg「ヨシトミ」1錠(薬価:10.1円/錠)向精神薬
ランソプラゾール15mg 1錠(薬価19.3円/錠)
1日1回就寝前 30日分
  • 調剤基本料1:42点
  • 薬学管理料:43点
  • 調剤料:231点
  • 薬剤料:210点
  • 毒薬加算:8点

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「毒薬加算:8点」です。

向精神薬を調剤した時に算定できるのは、向精神薬加算です。1調剤につき8点を加算します。この他に麻薬加算(70点)、覚醒剤原料加算・毒薬加算(各8点)があります。

その他の計算式に関しては、以下のとおりです。

処方① 調剤料77点(内服)

 薬剤料:10.1円×1錠は1点(単位薬価/15円以下は一律1点)

  1点×30日=30点 計107点

処方② 調剤料77点(内服)

 薬剤料16.3円×2錠÷10=3点(単位薬価)

  3点×30日=90点  計167点

処方③ 調剤料77点(内服)

 薬剤料((10.17円×1錠)+(19.3円×1錠))÷10≒3点(単位薬価)

  3点×30日=90点 向精神薬加算8点 計175点

合計534点 一部負担額530円

参考になった数1

02

誤っているのは

毒薬加算:8点

です。

 

この場合は毒薬ではなく向精神薬のブロチゾラムが処方されているので、

向精神薬加算が算定されます。

点数は8点で変わりありません。

 

 

選択肢3. 調剤料:231点

30日分以下の内服薬(77点)が3剤あるので、

77×3=231点です。

選択肢4. 薬剤料:210点

処方①

10.1×1=10.1

15円以下なので1点。

30日分処方されているので1×30=30点

処方②

16.3×2÷10=3.26

五捨五超入をして3点。

30日分処方されているので3×30=90点

処方③

10.1×1=10.1

15円以下なので1点。

19.3×1÷10=1.93

五捨五超入をして2点。

30日分処方されているので(1+2)×30=90点

 

以上下線部を合計して

30+90+90=210点となります。

参考になった数0

03

誤った組み合わせは、「毒薬加算:8点」でした。

 

処方せんに関わる点数に関して、すべてを把握していないと解けない問題だったので難易度が高かったように感じます。

選択肢1. 調剤基本料1:42点

正しい組み合わせです。

 

その他、

調剤基本料2:26点

調剤基本料3 イ:21点

調剤基本料3 ロ:16点

となります。

選択肢2. 薬学管理料:43点

正しい組み合わせです。

 

今回は、「3か月以内に来局歴あり、手帳あり」でしたが、

その他、

3か月以内に来局あり、手帳なし:57点

3か月以内に来局なし:57点

のパターンがあります。

選択肢3. 調剤料:231点

正しい組み合わせです。

 

今回は、30日分以下の内服薬(77点)が3剤ありますので、

77点×3剤=231点です。

選択肢4. 薬剤料:210点

正しい組み合わせです。

 

処方① 

 10.1円×1錠=1点

  1点×30日=30点

処方②

 16.3円×2錠÷10=3点

  3点×30日=90点

処方③ 

 {(10.17円×1錠)+(19.3円×1錠)}÷10=3点

  3点×30日=90点

 

合計し、

30+90+90=210点

選択肢5. 毒薬加算:8点

誤った組み合わせです。

 

今回の処方には、毒薬は処方されておらず、毒薬加算を算定することができません

ブロチゾラムは向精神薬となりますので、向精神薬加算:8点を加算することができます。

参考になった数0