調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年3月公開問題
問75

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2023年3月公開問題 薬学一般 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5は薬の剤型とその説明である。正しいものを1つ選びなさい。
  • ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。
  • チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。
  • 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。
  • トローチは口中錠とよばれる内用薬である。
  • 坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

薬の剤型とその説明に関する問題です。

選択肢1. ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。

誤りです。

内服用滴剤は口の中に直接垂らすのではなく、水に必要量を垂らし、それを飲みます。

選択肢2. チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。

誤りです。

チュアブル錠は噛み砕いて飲む薬ですが内用薬です。

選択肢3. 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。

誤りです。

消炎鎮痛を目的とした貼付剤もありますが、フランドルテープのように、外皮から毛のう、汗腺などを通って、毛細血管に薬効が入り、全身に作用するもあります。ちなみにフランドルテープは虚血性心疾患の治療薬です。

選択肢4. トローチは口中錠とよばれる内用薬である。

誤りです。

トローチは口中錠とも呼ばれますが、外用薬です。

選択肢5. 坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

正しいです。

参考になった数1

02

正解は

坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

です。

坐薬には肛門の諸症状を和らげるほか、解熱などを目的として投与される場合もあります。

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。

口の中に垂らすのではなく、水で薄めてから服用します。

ラキソベロンは便秘の改善に用いられます。

選択肢2. チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。

チュアブル錠は嚙み砕いたり口の中で溶かして服用する内服薬です。

選択肢3. 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。

貼付剤には消炎鎮痛の他、局所麻酔としても使われています。

選択肢4. トローチは口中錠とよばれる内用薬である。

トローチは口の中でゆっくりと溶かして服用する外用薬です。

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