調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年3月公開問題
問86

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この過去問の解説 (2件)

01

薬の剤型に関する問題です。

選択肢1. 坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

正しいです。

選択肢2. ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。

誤りです。

内服用滴剤は口の中に直接垂らすのではなく、水に必要量を垂らし、それを飲みます。

選択肢3. チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。

誤りです。

チュアブル錠は噛み砕いて飲む薬ですが内用薬です。

選択肢4. 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。

誤りです。

消炎鎮痛を目的とした貼付剤もありますが、フランドルテープのように、外皮から毛のう、汗腺などを通って、毛細血管に薬効が入り、全身に作用するもあります。ちなみにフランドルテープは虚血性心疾患の治療薬です。

選択肢5. トローチは口中錠とよばれる内用薬である。

誤りです。

トローチは口中錠とも呼ばれますが、外用薬です。

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02

正解は

坐薬には肛門など局所に作用するものと粘膜を通じて全身に作用するものとがある。

です。

坐薬には痔や膣感染症などの治療に用いる局所的な作用をもつものと、解熱鎮痛消炎などを目的とした全身に作用するものがあります。

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢2. ラキソベロンなど内服用滴剤は口の中に数滴垂らして服用する薬である。

ラキソベロンは口の中に直接垂らさず、水で薄めてから服用します。

選択肢3. チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用する外用薬である。

チュアブル錠は水なしで噛み砕いて服用するのは合っていますが、内服薬です。

選択肢4. 貼付剤は貼り薬のことだが、外皮に作用するため、使用目的は打撲などの消炎鎮痛に限られる。

局所麻酔の効果をもつ貼付剤もあります。

選択肢5. トローチは口中錠とよばれる内用薬である。

トローチは口中錠と呼ばれる外用薬です。

まとめ

外用薬か内服薬か迷うものもありますが、その薬剤がどこに効くのかを考えると判断しやすいかもしれません。

トローチは喉に直接効くので外用薬、チュアブル錠は鎮暈や喘息の発作を抑えるなど症状がある部位に間接的に効くので内服薬です。

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