調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年12月公開問題
問1

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2023年12月公開問題 薬学一般 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5は薬物療法に関する説明である。誤っているものはどれか。1つ選びなさい。
  • 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。
  • 新型コロナウイルスに対して行われるワクチンは予防療法である。
  • 下垂体性小人症に対して行われる成長ホルモン注射は補充療法である。
  • 筋緊張性頭痛に対して使用するロキソニン錠は対症療法である。
  • Ⅰ型糖尿病に対して使用するインスリンは原因療法である。

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この過去問の解説 (2件)

01

誤った記述は「Ⅰ型糖尿病に対して使用するインスリンは原因療法である。」となります。

薬物療法は、大きく原因療法、対症療法、予防療法、補充療法に分けることができます。

原因療法:抗生物質など、疾患の原因となるものを抑えて治療する方法

対症療法:解熱剤、鎮痛剤など、症状を緩和させる方法

予防療法:ワクチン、予防接種など抵抗力を高める方法

補充療法:ビタミン剤や、今回の設問のようなⅠ型糖尿病患者に対するインスリンのようなホルモン補充鉄剤など、不足しているものを補う方法

選択肢1. 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。

正しい記述です。

原因療法は、記述のようなペニシリンなどの抗生物質を使用し、疾患の原因となるものを抑えて治療する方法です。

選択肢2. 新型コロナウイルスに対して行われるワクチンは予防療法である。

正しい記述です。

予防療法は、ワクチン、予防接種など抵抗力を高める方法です。

選択肢3. 下垂体性小人症に対して行われる成長ホルモン注射は補充療法である。

正しい記述です。

下垂体性小人症に対して行われる成長ホルモン注射など足りないものを補充するのは、補充療法になります。

選択肢4. 筋緊張性頭痛に対して使用するロキソニン錠は対症療法である。

正しい記述です。

対症療法は、今回の記述にあるような鎮痛薬などを使用し、症状を緩和させる方法です。

選択肢5. Ⅰ型糖尿病に対して使用するインスリンは原因療法である。

誤った記述です。

Ⅰ型糖尿病などインスリンの分泌不足による糖尿病に対し使われるインスリン注射は、補充療法になります。

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02

薬物療法に関する問題です。

選択肢1. 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。

正しいです。

選択肢2. 新型コロナウイルスに対して行われるワクチンは予防療法である。

正しいです。

選択肢3. 下垂体性小人症に対して行われる成長ホルモン注射は補充療法である。

正しいです。

選択肢4. 筋緊張性頭痛に対して使用するロキソニン錠は対症療法である。

正しいです。

選択肢5. Ⅰ型糖尿病に対して使用するインスリンは原因療法である。

誤りです。

Ⅰ型糖尿病に対して使用するインスリンは「補充療法」です。

参考になった数6