正解①
訳:私たちがその試験に合格することはとても重要です
この問題では、不定詞の意味上の主語に関する文法の理解が必要となります。
ここで以下の文を見てみましょう。
It is hard for me to speak English.
訳:私にとって英語を話すということは難しいことだ
英語は、文の先頭に来る主語が長くなることを避ける傾向にあります。
上記の文の訳を見てみると、主語は「英語を話すということ」、つまり英語では"to speak English"の部分に当たります。
しかし、ここでは主語が長くなるのを避けるため、代わりに短い主語"it"を文の先頭に置いています。
この代わりの"it"は形式主語と呼ばれ、本当の主語、ここでは"to speak English"は、意味上の主語と呼ばれます。
なので本来ならば、
To speak English is hard for me.
となるのですが、短い主語が好まれるために、形式主語itを用いて
It is hard for me to speak English
と使われるのが一般的です。
この不定詞の意味上の主語の用法は、
It is ~ for … to ---
という形でよく使われ、
…にとって(が)---するのは~だ
という意味を示します。
このため、この問題文では、不定詞のtoがpassという動詞の前にくるのが適切なので、正解は①となります。