英検® 2級 予想問題
問35

正解は4番です。

have little hope of は「～の望みが薄い」という意味の熟語です。

訳 :
彼の相手は以前の優勝者だ。彼が試合に勝つ望みは薄い。

正解は4番です。

選択肢の訳語は以下の通りです。
1番、小さい。
2番、弱い。
3番、少しはある。
4番、少しも～ない。

この問題では、文法上に注意すれば、単純に読み解くことができます。「Hope of winning the match」（試合での勝機）を、形容詞的あるいは、修飾する形で説明する語を選ぶ問題です。1番や2番を選ぶと、「Small hope of ……」や「Weak hope of ….」というように、その節にかかる冠詞（a やthe など）がなく、文章を成り立たせることができません。そして、3番目では、「少しだけある試合での勝算」とあり、文法上かつ意味合いでは理解できます。ここで、問題文の前にある「His opponent is the former champion（彼の相手は、前回の王者である）」とあります。そこで、この文章と「少しだけある試合の勝算」という関係性には、合致性が見つかりません。4番目は「少しも、試合での勝算はない」とう「Little」という表現と「彼が前回の王者」という合致性が見つかります。よって正解は4番です。追記で、「A liitle」（少しだけある＊不可算）であり、「Little 」は（少しも～ない）です。

訳：彼の相手は前回の王者です。彼は、少しも試合での勝機がないです。

*opponent：（試合の）相手
空欄の前の文で
「彼の相手は前回のチャンピオンです。」
ときています。
よって空欄の文は
「彼は試合に勝つ望みを持っている。」と訳すと違和感を感じますね。
前回チャンピオンが相手ということは望みがあまりないと考えるのが普通ですね。
選択肢で、否定的な意味になるものは
4.little：ほとんど～ない
ですのでこれが正解です。

残る選択肢は、
1.small：small hopeで一見正解のように見えるかもしれませんが、これだと冠詞がありません。
2.weak：弱い　も形容詞ですが、こちらも冠詞がありません。
3.a few：aがつくとfewは「少し～ある」という意味になります。また可算名詞につくことを覚えておきましょう。

訳：彼の試合相手は前回のチャンピオンだ。
彼が試合に勝つ望みは薄い。

答えは４です。
適切な形容詞を選びます。
前文より、彼の対戦相手は前回王者であることがわかります。よって、後半の文章は試合に勝つ望みが無いことを表す形容詞が最も適切です。

small（小さい）、weak（弱い）、a few（２，３の）

訳：彼の対戦相手は前回王者です。彼は、試合に勝つ望みが少しもありません。