英検® 2級 予想問題
問108

正解は2番です。会話表現の問題です。

空白には let が入ります。「let me know.」で「私に知らせてください」と表現することができます。

この表現は文法でいうところの「使役動詞」からきています。
使役動詞は「（人に）～させる、～してもらう」と表現したいときに用いられるもので、選択肢にある語はどれもその役割を持っています。
ただし、それぞれに強制の度合いやニュアンスが異なっており、

強制度；（強） make ＞ have / get ＞ let （弱）　といった具合です。

let に関しては、強制の度合いが弱く、「相手がしたいと思えばそれを許可する」ようなイメージです。
本問で言えば、「もし私の助けが必要だと思ったら、あなたが私にそのように知らせることを許可します。」ということです。

「let me know」は会話表現独特のものというより、よく使われる表現として取り上げましたが、know の部分を他の動詞に置き換えて出題されることもあります。
そのため、文法事項と関連付けて覚えておくと良いでしょう。

訳 :
A : 今日が仕事の初日なんです。少し緊張しています。
B : 緊張しないで。もし助けが必要なら、私に知らせてください。

正解：②

pleaseとmeの間の空欄を答える問題なので、動詞が入ると判断できます。この問題はどの動詞が入るかが課題となりますが、どの選択肢も使役動詞を選択肢として使っています。
ただし、使い方が様々です。

make　→　make＋名詞＋動詞の原形
let →　let＋名詞＋動詞の原形
have →　have＋名詞＋動詞の原形／have＋名詞＋現在・過去分詞
get→　get＋名詞＋to不定詞

この時点で④getは選択肢から外れます。他の３つを見分ける方法ですが、意味を整理します。

make　→　無理にさせる
let →　したがっていることをさせる
have →　当たり前のことしてもらう・させる

これらのことから②letを選びます。

let me knowで「私に教えてください／知らせてください」という意味で頻出ですので、熟語的に覚えてもいいと思います。

使役動詞の問題です。
選択肢はすべて使役の意味になる動詞ですが、この問題の場合、
「困ったことがあれば、私に知らせてください。」
という表現にすることが妥当なため
2.letが正解となります。
let me know：教えて（直訳すると「私に知ることを許可してください。）
は口語表現としてよく使われるので覚えておきましょう。

他の選択肢、
1.makeは強い使役（強制）
3.haveは「してもらう」（ex.髪などを切ってもらう）
4.get：getはget+Ａ+to不定詞で「Ａにしてもらう」という意味になりますが、今回はtoが無いので選択肢からは外しましょう。

訳：
Ａ：今日が初出勤の日です。ちょっと緊張します。
Ｂ：緊張しないでください。困ったことがあれば教えてください。

正解は2です。

最初の文で「今日は仕事の初日だから、ちょっと緊張しているの」とあります。
それを受けて「緊張しないで。もし助けが必要なら私に（　　　）」とあるので、
頻出表現の「let me know（私に知らせる）」が答えとなります。

選択肢はいずれも使役動詞ですので、ここで使役動詞をまとめておきます。
・let O 原形～：Oに許可して～させる
同義表現はallow O to do～・permit O to do～
・make O 原形～：Oに強制的に～させる
同義表現はforce O to do～・compel O to do～・oblige O to do～
・have O 原形～：Oに依頼して～してもらう
同義表現はget O to do～