FP2級の過去問
2016年5月
学科 問56

正解は、２です。

基礎控除計算では、法定相続人による相続放棄があったとしても、なかったものとして扱います。

よって、相続税の基礎控除は、3,000万円+4人×600万円となりますので、5,400万円です。

遺産にかかる基礎控除は、次の計算式で求められます。

・遺産にかかる基礎控除額＝3,000万円+600万円×法定相続人の数

実子Dさんは、相続を放棄していますが、基礎控除額を計算上は含まれます。

∴遺産にかかる基礎控除額＝3,000万円+600万円×4人

　　　　　　　　　　　　＝54,000千円

よって、正解は2となります。

【正解 2】

「遺産に係る基礎控除額」の計算式は、
3,000万円+（600万円×推定相続人の数）で求められます。

推定相続人には、相続を放棄した者も含まれますので、今回の基礎控除額は3,000万円+（600万円×4人）=5,400万円となります。
よって正解は［2］54,000千円となります。