FP2級の過去問
2017年1月
学科 問22
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問題
FP技能検定2級 2017年1月 学科 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
一般的な公募投資信託の費用に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 証券会社経由で株式投資信託を購入する場合、原則として購入時手数料を支払うことになるが、銀行等の預貯金を取り扱う金融機関経由であれば、その手数料は無料である。
- 運用管理費用(信託報酬)は、受託会社(信託銀行)と投資信託委託会社に対する報酬であり、証券会社や銀行等の販売会社には運用管理費用からの報酬は支払われない。
- 会計監査に必要な費用(監査報酬)や組入有価証券に係る売買委託手数料は、信託財産から支出されるため、受益者(投資家)の負担となる。
- 信託財産留保額が設定されている投資信託では、追加設定に際して、基準価額に信託財産留保額を上乗せした価額で購入することになる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.× 手数料は有料なところもあります。
2.× 証券会社や銀行等の販売会社にも報酬は支払われます。
3.〇 監査報酬や組入有価証券に係る売買委託手数料は、信託財産から支出されるため、投資家の負担となります。
4.× 追加設定に際して、購入代金には含まれません。
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02
1…不適切な内容です。ノーロード投信は手数料無料ですが、それ以外の商品は基本的に各社それぞれの手数料がかかります。手数料に決まりはありませんので、一律同じ手数料ではありません。
2…不適切な内容です。金融機関へも手数料として報酬は支払われます。
3…適切な内容で正解肢です。信託報酬などの各種手数料は、実質的に投資家が負担していることになっています。
4…不適切な内容です。信託財産留保額は、最終的に差し引かれる仕組みですので、追加で払う性質のものではありません。
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03
証券会社経由で株式投資信託を購入する場合、手数料がかからないノーロードファンドというのもありますが、通常は銀行等を経由でも証券会社経由でも、購入時に販売手数料(募集手数料)が発生します。
2.不適切
信託報酬とは、運用管理の報酬として投資信託の残高から差し引かれる費用のことです。
3.適切
会計監査に必要な費用(監査報酬)や組入有価証券に係る売買委託手数料は、投資家が間接的に負担するコストになります。
4.不適切
信託財産留保とは、投資家が投資信託を中途解約するときに負担するものです。解約による不利益がほかの投資家に及ばないようにするためのものなので、信託財産に組み込まれる仕組みになっています。
よって、正解は3となります。
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