FP2級の過去問
2017年1月
実技 問96

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問題

FP技能検定2級 2017年1月 実技 問96 (訂正依頼・報告はこちら)

秀樹さんは、60歳で定年退職し、WZ株式会社から退職一時金を受け取る予定である。秀樹さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、秀樹さんの退職一時金に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。
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  • 120万円
  • 155万円
  • 240万円
  • 310万円

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この過去問の解説 (3件)

01

1が正解です。

退職所得の金額は(退職収入-退職所得控除)×1/2で計算します。

退職金は老後の生活資金の意味合いを持っている為、大きな控除が認められています。勤続年数が20年以下か、20年以上を超えているかで、控除額の計算式が異なります。
1年に満たない端数に関しては切り上げとなりますので、秀樹さんの勤続年数は38年として計算します。

20年以下の場合の控除額:40万円×勤続年数(最低80万円)
20年超えの場合の控除額:70万円×(勤続年数-20年)+800万円

従って、〔2,300万円-{70万円×(38年-20年)+800万円}〕×1/2
=120万円となります。

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02

【正解 1】

はじめに秀樹さんの退職所得控除額を求めます。
退職所得控除は、勤続年数20年以上の場合「800万円+70万円×(勤続年数−20年)」で求めます。
勤続年数の1年に満たない端数は切り上げて計算しますので、秀樹さんは勤続年数38年となります。
ですので、「800万円+70万円×(38年−20年)」=2,060万円が秀樹さんの退職所得控除額となります。

退職所得は「(収入)−(退職所得控除)×1/2」で求めることができますので、
収入(2,300万円−2,060万円)×1/2=120万円
120万円が退職所得の金額となります。

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03

1が正解です。

退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1/2
また、20年以下40万円、20年超え70万円で 退職所得控除額を計算します。

退職収入=2,300万円
退職所得控除=40万円×20年+70万円×(38年-20年)
=2,060万円

よって、(2,300万円-2,060万円)×1/2
=120万円となります。

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