FP2級の過去問
2017年5月
実技 問71
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問題
FP技能検定2級 2017年5月 実技 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
神田芳郎さん(56歳)が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数値の正しい組み合わせを選びなさい。なお、保険契約は有効に継続し、かつ特約は自動更新しているものとし、芳郎さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
・芳郎さんが現時点(56歳)で、糖尿病で42日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は(ア)万円である。
・芳郎さんが現時点(56歳)で、初めてガン(前立腺ガン・悪性新生物)と診断され、治療のため34日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は(イ)万円である。
・芳郎さんが現時点(56歳)で、交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は(ウ)万円である。
・芳郎さんが現時点(56歳)で、糖尿病で42日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は(ア)万円である。
・芳郎さんが現時点(56歳)で、初めてガン(前立腺ガン・悪性新生物)と診断され、治療のため34日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は(イ)万円である。
・芳郎さんが現時点(56歳)で、交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は(ウ)万円である。
- (ア)39.5万円 (イ)27万円 (ウ)1,570万円
- (ア)42万円 (イ)320万円 (ウ)2,500万円
- (ア)59万円 (イ)377万円 (ウ)2,570万円
- (ア)59万円 (イ)560万円 (ウ)3,000万円
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この過去問の解説 (3件)
01
糖尿病は成人病に該当するため、
保険証券1(定期保険特約付終身保険)から支払われる金額は、
・疾病入院特約(入院5日目から)
・成人病入院特約(入院5日目から)
となります。
金額は、いずれも日額5,000円、入院5日目からの支払いのため、
5,000円×(42日-4日)=190,000円
よって、金額は190,000円×2=380,000円 となります。
また、保険証券2(医療保険)から支払われる金額は、
・疾病入院給付金(入院1日目から)
となります。
金額は、5,000×42日=210,000円
となります。
よって、総額は380,000円+210,000=590,000円 となります。
(イ)
ガンは三大疾病および成人病に該当するため、
保険証券1から支払われる金額は、
・三大疾病保証定期保険特約保険金額
=300万円
・疾病入院特約
=5,000円×(34日-4日)=150,000円
・手術給付金
=5,000円×40=200,000円
・成人病入院特約
=5,000円×(34日-4日)=150,000円
よって、金額は300万円+15万円+20万円+15万円=350万円となります。
また、保険証券2から支払われる金額は
・疾病入院保険金
=5,000×34日=170,000円
・手術給付金
=10万円
となります。
よって、金額は17万円+10万円=27万円となります。
これより、総額は350万円+27万円=377万円 となります。
(ウ)
交通事故で即死となった場合、死亡保険金だけではなく、
三大疾病保障定期保険特約保険金額(受け取らずに死亡したため)、
および傷害特約保険金額(不慮の事故が原因で、180日以内に死亡したため)も支払われます。
よって、保険証券1から支払われる金額は、
・終身保険金額
=150万円
・定期保険特約保険金額
=1,800万円
・三大疾病保障定期保険特約保険金額
=300万円
・傷害特約保険金額
=300万円
よって、金額は150万円+1,800万円+300万円+300万円=2,550万円となります。
保険証券2から支払われる金額は、死亡保険金のみとなります。
よって、金額は20万円となります。
これより、総額は2,550万円+20万円=2,570万円 となります。
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02
どちらも入院5日目からの支給となるので、それぞれの金額は以下の通りです。
5000円×(42-4日)=19万円
よって、19万円+19万円=38万円が、保険証券1からの支払総額となります。
保険証券2から支払われるのは疾病入院給付金です。
こちらは入院1日目からの支給なので、金額は以下のようになります。
5000円×42日=21万円
従って、給付金の合計は38万円+21万円=59万円です。
(イ)設問の場合、保険証券1から支払われるのは、
三大疾病保障定期保険特約保険金 300万円
疾病入院特約 5000円×(34-4日)=15万円
手術給付金 5000円×40倍=20万円
成人病入院特約 5000円×(34-4日)=15万円
合計で350万円となります。
保険証券2から支払われる金額は、
疾病入院給付金 5000円×34日=17万円
手術給付金 10万円
合計で27万円となります。
2つの保険から支払われる総額は、350万円+27万円=377万円です。
(ウ)交通事故で即死の場合、三大疾病保障と傷害特約の保険金も支払われます。
よって、保険証券1から支払われる金額は
終身保険金 150万円
定期保険特約保険金 1800万円
三大疾病保障定期保険特約保険金 300万円
傷害特約保険金 300万円
合計で2550万円となります。
保険証券2から支払われるのは死亡保険金20万円です。
よって、総額は2550万円+20万円=2570万円です。
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03
ア…59万円
証券から、5日目以降に入院給付金が出るとわかります。
したがって、入院日数から4日分を差し引きます。
42日ー4日=38日分の給付金をもらえると解ります。
疾病入院5000円×38日=190000円
成人病5000円×38日=190000円
保険2では、1日目から対象なので
5000円×42日分=210000円
これらの合計から59万円となります。
イ…前立腺ガンは、三大疾病になります。
したがって、
三大疾病300万円+(5000円×30日)+(5000円×30日)+(手術・5000円×40)=350万円
保険2では
5000円×34日+手術給付金10万円=27万円
これらの合計から377万円であるとわかります。
ウ…交通事故で即死の場合、保険1では
終身保険150万円
定期保険1800万円
三大疾病300万円
傷害300万円
合計2550万円です。
保険2では、死亡保険金20万円ですので
これらの合計から、2570万円です。
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