FP2級の過去問
2018年5月
実技 問97

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問題

FP技能検定2級 2018年5月 実技 問97 (訂正依頼・報告はこちら)

圭一さんは、長女の桃子さんがまだ中学生であり、かつ、事業用の借入金も多いことから、現在加入している生命保険で十分な保障を得られるのか心配している。そこで、自分が死亡した場合に支払われる死亡保険金で負債の全額を返済した後に残る保険金について、FPの野村さんに試算してもらうことにした。これに関する野村さんの次の説明の空欄(ア)、(イ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その語句の組み合わせが正しい選択肢を選びなさい。なお、現在加入中の生命保険契約に関しては、保険期間の満了により消滅するものを除き、中途解約はせず、同一内容で有効に継続しているものとする。また、今後、新たな生命保険に加入することもないものとする。

「仮に現時点(2018年4月1日)で圭一さんが死亡した場合、支払われる死亡保険金の合計額から、返済すべき負債額を差し引いた金額は(ア)となります。また、仮に桃子さんが大学に入学する2022年に圭一さんが死亡した場合、純子さんに支払われる死亡保険金の合計額は(イ)となります。」

<語群>

1. 2,340万円    2. 3,040万円    3. 3,340万円
4. 3,540万円    5. 4,040万円    6. 4,340万円
問題文の画像
  • (ア)1  (イ)4
  • (ア)2  (イ)5
  • (ア)3  (イ)5
  • (ア)4  (イ)6

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この過去問の解説 (3件)

01

(ア) 2. 3,040万円
圭一さんが死亡したときに支払われる保険金額か次のようになります。
・定期保険A:1,000万円
・定期保険特約付終身保険B:5,500万円(終身+定額)
・定期保険特約付終身保険C:3,300万円(終身+定額)
・終身保険E:240万円
∴合計:10,040万円

負債残高は、事業用借入の7,000万円は相続人の債務となり、団体信用生命保険で住宅ローンを借りた分は本人に代わって保険会社が支払います。
∴債務合計:7,000万円

・保険金と負債額の差額:10,040万円-7,000万円=3,040円

(イ) 5. 4,040万円
支払われる保険金額
・定期保険特約付終身保険B:500万円(終身)
・定期保険特約付終身保険C:3,300万円
・終身保険E:240万円
∴合計:4,040万円

よって、正解は2となります。

参考になった数2

02

【正解2】

(ア) 圭一さんが死亡したときに支払われる保険金額は、
・定期保険A
 1,000万円
・定期保険特約付終身保険B
 5,500万円(終身+定期)
・定期保険特約付終身保険C
 3,300万円(終身+定期)
・終身保険E
 240万円

よって、
1,000万円+5,500万円+3,300万円+240万円
=10,040万円

また、負債残高のうち、事業用借入の7,000万円は相続人の債務となり、住宅ローンには団体信用生命保険が付保されているため、本人に代わり保険会社が支払うため、相続人の債務にはなりません。

よって、負債合計は7,000万円

∴保険金と負債額の差額は、
10,040万円-7,000万円=3,040万円

(イ) 2022年に圭一さんが死亡した場合に支払われる保険金額は、
・定期保険特約付終身保険B
 500万円(終身のみ)
・定期保険特約付終身保険C
 3,300万円(終身+定期)
・終身保険E
 240万円

よって、
500万円+3,300万円+240万円=4,040万円

以上より、(ア)2(イ)5

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03

正解は2です。

まず、資料3(生命保険)の中から
圭一さんが死亡した際に保険金がでる保険を確認します。
A/B/C/Eの四つが該当することがわかります。
それぞれの保険金金額を合計します。
1000万円+5500万円+3300万円+240万円=10040万円
ここから、事業用借入7000万円を引くと、
3040万円となります。(アの答え)

次に、2022年では
・終身保険Bの内終身部分の500万円
・終身保険C3300万円
・終身保険E240万円
この合算である4040万円が支払われます。(イの答え)

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