FP2級の過去問
2020年9月
実技 問99
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
FP技能検定2級 2020年9月 実技 問99 (訂正依頼・報告はこちら)
公一さんは、現在加入している生命保険で十分な保障を得られるのか心配している。そこで、自分が交通事故等の不慮の事故で死亡した場合に支払われる死亡保険金と預貯金等で負債を全額返済した場合に、預貯金等がいくら残るのか、FPの宇野さんに試算してもらうことにした。この試算に関する宇野さんの次の説明の空欄( ア )に入る金額として、正しいものはどれか。なお、公一さんが保有している投資信託は含めずに計算すること。
「現時点(2020年 9月 1日)で公一さんが交通事故等の不慮の事故で死亡した場合、公一さんの死亡により支払われる死亡保険金と青山家(公一さんと倫子さん)が保有する預貯金等の合計額から、返済すべき債務の全額を差し引いた金額は( ア )になります。」
「現時点(2020年 9月 1日)で公一さんが交通事故等の不慮の事故で死亡した場合、公一さんの死亡により支払われる死亡保険金と青山家(公一さんと倫子さん)が保有する預貯金等の合計額から、返済すべき債務の全額を差し引いた金額は( ア )になります。」
- 430万円
- 780万円
- 2,410万円
- 3,210万円
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
公一さんが不慮の事故で死亡した際に支払われる死亡保険金は、被保険者が公一さんである以下の保険から支払われます。
・定期保険A 2,000万円
・定期保険特約付終身保険B 200万円+2,000万円
・終身保険C 800万円+災害割増特約 800万円
・終身保険E 300万円
以上合計6,100万円となります。
また、公一さんと倫子さんが保有する預貯金等の合計は1,870万円+560万円=2,430万円となります。
よって、死亡保険金と預貯金等の合計は6,100万円+2,430万円=8,530万円となります。
次に返済すべき債務ですが、住宅ローンには団体信用生命保険が付いていますので、ここでは考慮しません。よって、返済すべき債務は事業用借入の5,320万円となります。
従って、死亡保険金と預貯金等の合計額から、返済すべき債務の金額を差し引いた金額は8,530万円−5,320万円=3,210万円となります。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
02
公一さんが死亡した場合、契約中の保険金のうち、被保険者が公一さんではない終身保険Dを除くすべての保険と終身保険Cに付加されている災害割増特約が支払われます。
よって、受け取る保険金額の合計は、
2,000万円+2,200万円+800万円+300万円+800万円=6,100万円
また、公一さんが死亡した際の預貯金額は、
1,870万円+560万円=2,430万円
次に、返済すべき債務のうち、住宅ローンには、団体信用生命保険が付保されているため、債務は事業用借入5,320万円のみとなります。
以上より、公一さんの死亡により支払われる死亡保険金と青山家(公一さんと倫子さん)が保有する預貯金等の合計額から、返済すべき債務を差し引いた金額は、
6,100万円+2,430万円ー5,320万円=3,210万円
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
【リスク管理:生命保険】
についての問題です。
▶公一さんの死亡により支払われる死亡保険金は6,100万円です。
[資料3:生命保険]より
A:2,000万円
B:2,200万円
C:1,600万円
D: 0円(被保険者が倫子)
E: 300万円
※終身保険Cの災害割増特約は不慮の事故で死亡した場合に保険金が支払われますので、800万円加算します。
▶青山家が保有する預貯金等の合計額は2,430万円です。
公一:1,870万円
倫子: 560万円
▶返済すべき債務は5,320万円です。
事業用借入:5,320万円
※住宅ローンは団信が付保されているので負債は残りません。
よって、
6,100万円+2,430万円-5,320万円=3,200万円
となります。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問98)へ
2020年9月問題一覧
次の問題(問100)へ