FP2級の過去問
2021年1月
実技 問88

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP技能検定2級 2021年1月 実技 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

大久保さんは、退職金として受け取った1,000万円を将来の有料老人ホームの入居金のために運用しようと考えている。これを20年間、年利1.0%で複利運用した場合、20年後の合計額はいくらになるか。
問題文の画像
  • 12,100,000円
  • 12,150,000円
  • 12,200,000円
  • 12,250,000円

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は、3です。

「一定の元本を複利運用する」場合に使用できるのは、「現価係数」または「終価係数」のどちらかです。
設問は、元本がわかっており、それを一定期間複利運用した時の「元利合計額」を知りたいので、「終価係数」を用います。

現在の元本×20年目の終価係数を見ると
1,000万円 × 1.220 = 12,200,000 円 となります。

なお、6つの係数とは以下の通りです。
終価係数:今ある元本を複利運用したときの、n年後の元利合計額を計算します。


現価係数:複利運用により、n年後の目標を達成するために、今、元金がいくら必要かを計算します。


年金終価係数:複利運用しながら、毎年一定額を「積み立てる」と、n年後にはいくら貯まるのかを計算します。


減債基金係数:複利運用により、n年で目標額を達成するためには、毎年いくらの「積み立て」が必要かを計算します。


年金現価係数:複利運用しながら一定額の年金をn年間「取り崩しながら」受け取るには、元本がいくら必要かを計算します。


資本回収係数:複利運用しながら今ある元本をn年間で「取り崩した」場合、毎年の受取額はいくらになるかを計算します。

参考になった数2

02

正解は 3 です。

一定の元本を複利運用した場合、一定期間後に元利合計額がいくらになるかを計算する際は「終価係数」を用います。

年利1.0%を20年間、1,000万円を複利運用した場合の元利合計額は
1,000万円 × 1.220 = 12,200,000 円
です。

他の係数の使い方は下記の通りです。

・現価係数:複利運用を前提として、一定期間後に一定の元利合計額を得るためには、現在いくらの元本があればよいかを計算する際に用います。

・年金終価係数:毎年、一定金額を積立ながら複利運用した場合、一定期間後の元利合計額がいくらになるかを計算する際に用います。

・減債基金係数:複利運用を前提として、一定期間後に一定の元利合計額を得るためには、毎年どれだけの積立をすればよいかを計算する際に用います。

・年金現価係数:複利運用を前提として、一定期間、一定金額を受け取るためには、現在いくらの元本があればよいかを計算する際に用います。

・資本回収係数:複利運用を前提として、一定金額(元本)を一定期間で取り崩していく場合、毎年どれだけの金額が得られるかを示す係数です。借金の元利均等返済額を計算する場合などにも利用されます。

参考になった数1

03

正解は3です。

退職金1000万円を、20年間、年利1.0%で複利運用した場合における、20年後の合計額は、「終価係数」を用いて求めることができます。

終価係数は、「元となるお金があり、それを毎年一定の利率で運用した場合の合計額」をあらわしているためです。

設問の表において、終価係数と20年間のあたるところを参照すると 1.220 であるため、

20年後の合計額は、1000万円 × 1.220 = 12,200,000 円 となります。

参考になった数0