FP2級の過去問
2021年5月
学科 問17

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この過去問の解説 (3件)

01

[1]適切

対人賠償保険は、酒酔い運転や無免許運転等による事故の場合も補償されます。

[2]不適切

対物賠償保険は、自分、父母、配偶者、子に対する損害は補償されません(兄弟姉妹は対象)。

[3]適切

人身傷害補償保険では、自己の過失部分を含めて、(保険金額を上限に)損害額全額について保険金が示談成立前に支払われます。

[4]適切

車両保険は、補償対象の狭い順に「限定」「車対車+A」「一般条件」等の種類がありますが、火災・台風・盗難等の補償はどの種類も補償対象です。

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02

解答 2

1.○

対人賠償保険では、被害者救済の観点から無免許運転や酒気帯び運転などによる事故であっても、保険金が支払われます。

2.✕

対物賠償保険では、自動車事故によって他人の財物に損害を与え、損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。被害者が自分や父母、配偶者、子などの家族の場合には、保険金は支払われません。物ではなく人を対象とする対人賠償保険でも同様の考え方です。

3.○

人身傷害保険は、記名被保険者と同居する親族等も被保険者となる保険で、被保険者の過失による事故であっても補償の対象となります。ただし、故意による事故や無免許運転、酒気帯び運転などによる事故は、補償の対象外です。

4.○

車両保険では、対象の車両が偶発的な事故による損害を受けたときに保険金が支払わますが、偶発的な事故には交通事故だけでなく、火災や盗難、台風、洪水、高潮等による被害も含まれます。ただし、地震や噴火、及びそれらに起因する津波、無免許運転や酒気帯び運転による損害は補償の対象外です。

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03

正解は2です。

1.適切です。

任意加入の自動車保険では、加入していれば無免許状態であっても被害者へ損害に対する補償が支払われます。

したがって、被保険自動車を運転しているときに事故を起こして他人にケガを負わせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、被保険者が運転免許証の更新を失念していても対人賠償保険の補償の対象となります。

2.不適切です。

任意の自動車保険について、家族に対して与えた損害については補償の対象外です。

したがって、被保険自動車を車庫入れしているときに同居している父が所有する自動車に接触して損害を与えた場合、対物賠償保険の補償の対象とはなりません。

3.適切です。

任意の自動車被保険では、たとえ被保険者に過失があっても、生じた損害は補償の対象となります。

したがって、自動車を運転しているときに脇見をしたため前車に追突し、被保険者がケガを負った場合、補償の対象となります。

4.適切です。

台風による洪水で被保険自動車に損害が生じた場合、一般条件の車両保険の補償の対象となります。

一方で、地震や噴火に起因した損害については補償の対象外となります。

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