FP2級の過去問
2021年9月
実技 問95
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 実技 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
<設例>
哲也さんは、現在居住している自宅の住宅ローン(全期間固定金利、返済期間30年、元利均等返済、ボーナス返済なし)の繰上げ返済を検討しており、FPの三上さんに質問をした。哲也さんが住宅ローンを120回返済後に、100万円以内で期間短縮型の繰上げ返済をする場合、この繰上げ返済により短縮される返済期間として、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、下記<資料>を使用し、繰上げ返済額は100万円を超えない範囲での最大額とすること。また、繰上げ返済に伴う手数料等は考慮しないものとする。
哲也さんは、現在居住している自宅の住宅ローン(全期間固定金利、返済期間30年、元利均等返済、ボーナス返済なし)の繰上げ返済を検討しており、FPの三上さんに質問をした。哲也さんが住宅ローンを120回返済後に、100万円以内で期間短縮型の繰上げ返済をする場合、この繰上げ返済により短縮される返済期間として、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、下記<資料>を使用し、繰上げ返済額は100万円を超えない範囲での最大額とすること。また、繰上げ返済に伴う手数料等は考慮しないものとする。
- 8ヵ月
- 1年1ヵ月
- 1年2ヵ月
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
住宅ローンの繰り上げ返済には
「返済期間短縮型」「返済額軽減型」の2種類があり、
利息の軽減効果は「期間短縮型」の方が大きくなります。
本問では100万円の資金を使い、
120回目以降の残高を一度に払うのですが、
定められた毎月返済額を変更することができません。
そのため100万円の範囲内で払うことのできる最大値を求めます。
120回目の残高から100万円を引きます。
21,124,151 − 1,000,000 = 20,124,151 円
この値よりも上回り、かつ最も近い値は、134回目の残高になります。
よって短縮される返済期間は 14回分 = 1年2か月分 となります。
なお、削減できる利息の金額を問われる問題が出題された場合、
121回目から134回目までの「うち利息(円)」欄を手計算することになります。
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02
正解は 3 です。
資料より、120回返済後の残高は 21,124,151円 です。
この金額から、100万円を超えない範囲で支払回数を減らします。
つまり、この残高との差額が100万円を超えないぎりぎりの回数を探します。
資料を見ると、135回目の残高が初めて120回返済後の残高との差額が100万円を超えます。
したがって、100万円以内では134回目の支払いまでを繰り上げることができます。
121回~134回を短縮できるので14回分の 1年2ヵ月 が正解となります。
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03
正解は3です。
住宅ローンの繰上げ返済の問題が出た場合は、必ず正解して得点につなげましょう。
表で確認する項目は「返済回数」と「残高」になります。
公式は「返済済回数の残高 − 繰上げ返済額」になります。
21,124,151円 − 1,000,000円 = 20,124,151円・・・①
となります。
①を残高と返済回数で照合すると135回の残高が①に一番近い数字ですが、これは①を下回っているため、今回の問題で繰上げ返済額を当てられるのは134回目までとなります。
134回は現在(120回)と期間の差が14ヶ月となるため 1年2ヶ月 が短縮される返済期間になります。
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