FP2級の過去問
2024年1月
実技 問13

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問題

FP技能検定2級 2024年1月 実技 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

加瀬さん(45歳)は、下記<資料>の自動車保険に加入している。下記<資料>に基づく次の(ア)~(エ)の記述のうち、適切なものには○、不適切なものには×を記した組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない特約については考慮しないものとする。

(ア) 加瀬さんの友人(50歳)が被保険自動車を運転中、他人にケガをさせ法律上の損害賠償責任を負った場合、補償の対象となる。
(イ) 加瀬さんが被保険自動車を運転中、飛び石により窓ガラスが破損し、車両保険金のみが支払われた場合、当該事故はノンフリート等級別料率制度における「1等級ダウン事故」に該当する。
(ウ) 加瀬さんが被保険自動車を運転中、他人が運転する自動車と衝突し、加瀬さんがケガをした場合、過失割合にかかわらず治療費用の補償を受けることができる。
(エ) 加瀬さんが所有する原動機付自転車を加瀬さんの妻(40歳)が運転中、他人にケガをさせ法律上の損害賠償責任を負った場合、補償の対象とならない。
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この過去問の解説 (2件)

01

自動車保険や地震保険などの損害保険に関しては、FP協会で受験される方は必須です。

どちらが出題されるかは受験日によりますが、資料を読み取る力が必要となります。

内容を丸暗記をするのは難しい問題なので、基礎的な部分以外は全部覚える必要はありません。

ただし、同様の問題を解いて、問題慣れしておきましょう。

問題を解いていくうちに、キーワードが分かるようになります。

FP2級は時間との勝負なので、キーワードを拾って、素早く必要な情報を読み取れる力を身に着けておきましょう。

 

 

(ア)

✕ 不適切

 

今回は運転者が「加瀬さんの友人」であることに着目しましょう。

この自動車保険が適用される資料の「適用している割増・割引」を確認すると記載されています。

「運転者家族限定割引」が適用されているのと、適用される家族が記載されています。

本人・配偶者・同居の親族・別居の未婚の子のみ適用とされるため、本人の友人は補償の対象にはなりません

 

 

(イ)

〇 適切

 

ノンフリート契約とは、自動車1台ごとに契約する自動車保険です。

等級に関しては、テキスト掲載も少ないため、自力で調べなければなりません。

余裕があれば覚える程度で問題ありません。

 

飛び石に関しては、1等級ダウン事故となります。

他にも1等級ダウン事故には、盗難・いたずら・落書き・窓ガラス破損などが当たります。

そして等級に関しては、3等級ダウン事故とノーカウント事故があります。

 

 

(ウ)

〇 適切

 

加瀬さんは人身傷害保険に加入しています。

人身傷害保険とは、事故で死傷した場合、自己の過失部分も含めて、損害額の全額が示談を待たずに支払われます。

資料の下部に「人身傷害」とあるので、注意して読みましょう。

人身傷害保険は頻出です。

どんな保険なのかしっかり覚えておきましょう。

 

 

(エ)

✕ 不適切

 

原動機付自転車とはバイクのことです。

加瀬さんが資料によると、ファミリーバイク特約に加入しています。

この保険は配偶者も適用となるので、加瀬さんの妻がバイクで事故を起こして損害賠償責任を負った場合も、補償の対象となります。

ファミリーバイク特約は、テキストに掲載されていないこともあります。

しかし試験上は基本的に内容の細かい要件まで記載がなければ、今回のように「ファミリーバイク特約」が何か知らなくても、「バイク」というキーワードで対象になることがあります。

全ての問題が正解にはなりませんが、試験上では可能性が高い場合もあると覚えておくと、判断の助けになります。

参考になった数2

02

(ア)×

運転者家族限定割引の適用があるため、友人が運転中の事故は補償されません。

 

(イ)○

ノンフリート等級制度のおける1等級ダウン事故には、

火災・爆発、盗難、落書き・飛び石、台風・竜巻・高潮・洪水などがあります。

 

(ウ)○

人身傷害補償保険に入っているため、過失の有無にかかわらず実際の損害額が支払われます。

 

(エ)×

ファミリーバイク特約に入っているため、原動付自転車を妻が運転中に他人にケガをさせた場合も補償されます。

選択肢1. (ア)○  (イ)×  (ウ)○  (エ)×

不適切な選択肢。

選択肢2. (ア)×  (イ)○  (ウ)×  (エ)○

不適切な選択肢。

選択肢3. (ア)×  (イ)×  (ウ)○  (エ)○

不適切な選択肢。

選択肢4. (ア)×  (イ)○  (ウ)○  (エ)×

適切な選択肢。

参考になった数0