行政書士の過去問
令和元年度
一般知識等 問50
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問題
行政書士試験 令和元年度 一般知識等 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
日本の雇用・労働に関する次のア~オの記述のうち、妥当なものの組合せはどれか。
ア 日本型雇用慣行として、終身雇用、年功序列、職能別労働組合が挙げられていたが、働き方の多様化が進み、これらの慣行は変化している。
イ 近年、非正規雇用労働者数は増加する傾向にあり、最近では、役員を除く雇用者全体のおおよそ 4 割程度を占めるようになった。
ウ 兼業・副業について、許可なく他の企業の業務に従事しないよう法律で規定されていたが、近年、人口減少と人手不足の中で、この規定が廃止された。
エ いわゆる働き方改革関連法※により、医師のほか、金融商品開発者やアナリスト、コンサルタント、研究者に対して高度プロフェッショナル制度が導入され、残業や休日・深夜の割増賃金などに関する規制対象から外されることとなった。
オ いわゆる働き方改革関連法※により、年次有給休暇が年10日以上付与される労
働者に対して年5日の年次有給休暇を取得させることが、使用者に義務付けられた。
(注)※働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律
ア 日本型雇用慣行として、終身雇用、年功序列、職能別労働組合が挙げられていたが、働き方の多様化が進み、これらの慣行は変化している。
イ 近年、非正規雇用労働者数は増加する傾向にあり、最近では、役員を除く雇用者全体のおおよそ 4 割程度を占めるようになった。
ウ 兼業・副業について、許可なく他の企業の業務に従事しないよう法律で規定されていたが、近年、人口減少と人手不足の中で、この規定が廃止された。
エ いわゆる働き方改革関連法※により、医師のほか、金融商品開発者やアナリスト、コンサルタント、研究者に対して高度プロフェッショナル制度が導入され、残業や休日・深夜の割増賃金などに関する規制対象から外されることとなった。
オ いわゆる働き方改革関連法※により、年次有給休暇が年10日以上付与される労
働者に対して年5日の年次有給休暇を取得させることが、使用者に義務付けられた。
(注)※働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律
- ア・ウ
- ア・エ
- イ・ウ
- イ・オ
- エ・オ
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この過去問の解説 (3件)
01
日本型雇用慣行では「職能別労働組合」ではなく、「企業別労働組合」が多くみられます。
イ 〇
総務省の統計によると、令和元年度の雇用者数約5,660万人に対し、非正規労働者数は約2,165万人で、おおよそ4割程度となります。
ウ ×
兼業・副業について、企業によっては就業規則で禁止されている場合はありますが、法律で規定されているわけではありません。
エ ×
高度プロフェッショナル制度に医師は含まれていません。他の部分については正しいです。
オ 〇
正しい記述です。
よって正解は④です。
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02
正解は、イ・オです。
ア:誤。職能別労働組合?たとえば、トヨタとホンダでまたがって労働組合を作るといったことは、通常ありえないと考えます。
イ:正。国の方針で非正規雇用が増えていることに着目しますが、割合までは判断が難しいかもしれません。
ウ:誤。許可なくとありますが、誰の許可か必要なのか?と考え、おかしいと考えます。
エ:誤。医師が高度プロフェッショナル制度に入ってないことを知っていないと発見が難しいです。
オ:正。勤労者なら会社から5日以上の有給をとれと言われていることから判断できそうです。
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03
ア:誤り
職能別労働組合ではなく、企業別労働組合です。
イ:正しい
正しい記述です。
ウ:誤り
そのような規定はありません。
エ:誤り
高度プロフェッショナル制度の対象に、医師は含まれていません。
オ:正しい
正しい記述です。
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