行政書士の過去問
令和元年度
一般知識等 問51

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問題

行政書士試験 令和元年度 一般知識等 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

経済用語に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
  • 信用乗数(貨幣乗数)とは、マネーストックがベースマネーの何倍かを示す比率であり、その値は、預金準備率が上昇すると大きくなる。
  • 消費者物価指数とは、全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するものであり、基準となる年の物価を100として指数値で表わす。
  • 完全失業率とは、就労を希望しているにもかかわらず働くことができない人の割合であり、その値は、失業者数を総人口で除して求められる。
  • 労働分配率とは、労働者間で所得がどのように分配されたのかを示した値であり、その値が高いほど、労働者間の所得格差が大きいことを示す。
  • 国内総支出とは、一国全体で見た支出の総計であり、民間最終消費支出、国内総資本形成、政府最終消費支出および輸入を合計したものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 ×
信用乗数(貨幣乗数)の比率は預金準備率が上昇すると小さくなります。

2 〇
正しい記述です。

3 ×
「総人口」という部分が誤りで、正しくは「労働力人口」です。

4 ×
労働分配率とは、企業で生産された付加価値全体のうち、どれだけが労働者に還元されているかを示す割合のことです。

5 ×
国内総支出(GDE)=民間消費+民間投資+政府支出+純輸出
のことです。

よって正解は②です。

参考になった数11

02

正解:②

①誤り
信用乗数(貨幣乗数)とは、マネーストックがベースマネーの何倍かを示す比率であり、その値は、預金準備率が上昇すると小さくなります。
②正しい
正しい記述です。
③誤り
完全失業率=完全失業者÷労働力人口です。
④誤り
労働分配率とは、企業で生産された付加価値全体ので、労働者に還元されているかを示す割合をいいます。その値が高いほど、付加価値が労働者へ還元されていることを示します。
⑤誤り
国内総支出に輸入は含まれません。

参考になった数3

03

正解は、消費者物価指数とは、全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するものであり、基準となる年の物価を100として指数値で表わす。」です。

選択肢1. 信用乗数(貨幣乗数)とは、マネーストックがベースマネーの何倍かを示す比率であり、その値は、預金準備率が上昇すると大きくなる。

誤りです。預金準備率が上昇すると低下します

選択肢2. 消費者物価指数とは、全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するものであり、基準となる年の物価を100として指数値で表わす。

正しいです。

選択肢3. 完全失業率とは、就労を希望しているにもかかわらず働くことができない人の割合であり、その値は、失業者数を総人口で除して求められる。

誤りです。「総人口」ではなく、「労働力人口」です。

選択肢4. 労働分配率とは、労働者間で所得がどのように分配されたのかを示した値であり、その値が高いほど、労働者間の所得格差が大きいことを示す。

誤りです。労働者間の分配ではありません。

選択肢5. 国内総支出とは、一国全体で見た支出の総計であり、民間最終消費支出、国内総資本形成、政府最終消費支出および輸入を合計したものである。

誤りです。輸入は一見含まれそうですが、純輸出(=輸出ー輸入)が正しいです。

参考になった数2