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行政書士の過去問 令和2年度 一般知識等 問54

問題

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日本の人口動態に関する次のア~オの記述のうち、妥当なものの組合せはどれか。

ア  死因の中で、近年最も多いのは心疾患で、次に悪性新生物(腫瘍)、脳血管疾患、老衰、肺炎が続く。
イ  婚姻については平均初婚年齢が上昇してきたが、ここ10年では男女共30歳前後で変わらない。
ウ  戦後、ベビーブーム期を二度経験しているが、ベビーブーム期に生まれた世代はいずれも次のベビーブーム期をもたらした。
エ  出生数と死亡数の差である自然増減数を見ると、ここ10年では自然減の程度が拡大している。
オ  出産した母の年齢層別統計を見ると、ここ30年間は一貫して20代が最多を占めている。
   1 .
ア・イ
   2 .
ア・ウ
   3 .
イ・エ
   4 .
ウ・オ
   5 .
エ・オ
( 行政書士試験 令和2年度 一般知識等 問54 )
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この過去問の解説 (3件)

7

正解 3(イ.エ)

ア.妥当でない
 死因の中で最も多いのは、悪性腫瘍(腫瘍)、つまりがんです。
 続いて心疾患(心臓病)、老衰、脳血管疾患、肺炎となります。


イ.妥当
 平均初婚年齢は、ここ10年で男性・女性の両方とも30歳前後となっています。
 

ウ.妥当でない
 戦後、ベビーブーム期を二度経験していますが、一度目のベビーブーム期に生まれた世代が親世代となって1970年代に二度目のベビーブームをもたらしています。

しかし、二度目に生まれた子どもが親世代となった2000年代は少子化が続いています。


エ.妥当
 出生数と死亡数の差である自然増減数を見ると、ここ10年では自然減の割合が大きくなっています。


オ.妥当でない
 出産した母の年齢層別統計を見ると、ここ30年間は30代が最多を占めています。

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5
正解3

ア×
最も多いのは、悪性新生物(腫瘍)。
次に、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎が続きます。

イ〇
その通りです。
なお、2019年の平均初婚年齢は、夫31.2歳、妻29.6歳です。

ウ×
第2次ベビーブームの子供世代のベビーブームは起きていません。

エ〇
その通りです。
自然減の程度が拡大しています。

オ×
2005年以降は、30代が最多です。

0

この問題のポイントは、日本のベビーブームの歴史と厚労省の人口動態調査です。

まず、ベビーブームとは、特定の地域で一時的に新生児誕生率が急上昇する現象です。

日本では2度この現象が起こりました。

第一次ベビーブームは1947年から1949年にベビーブームが起きました。

なお、この期間に生まれた世代は団塊の世代と呼ばれています。

第2次ベビーブームは1971年から1974年まで起こりました。

なお、この期間に生まれた世代は団塊ジュニアと呼ばれています。

しかし、その後、日本では第3次ベビーブームは起こってないです。

次に令和4年の厚労省の人口動態調査の内容は以下の通りです。

・出生数は減少

・死亡数は増加

・自然増減数は減少

・死産数は減少

・婚姻件数は減少

・離婚件数は減少

・出産した母の年齢は30~34歳が最も多く、次いで25~29歳、35~39歳までとなります。

・死因順位は第1位が悪性新生物(腫瘍)、2位は心疾患、3位は老衰、4位は脳血管疾患

・平均婚姻年齢は前年より上昇し、平均初婚年齢は夫は31.1歳、妻は29.7歳

以上の点をおさえて、問題を見ていきましょう。

選択肢1. ア・イ

選択肢アと解説の冒頭を照らし合わせてみていきましょう。

日本の死因順位は第1位が悪性新生物(腫瘍)、2位は心疾患、3位は老衰、4位は脳血管疾患になります。

よって、死因の中で、近年最も多いのは悪性新生物(腫瘍)で、次に心疾患、老衰、脳血管疾、肺炎が続くとなります。

次に選択肢イの文章と解説の冒頭をみていきましょう。

平均初婚年齢は夫は31.1歳、妻は29.7歳で、ここ10年で男女ともに30歳前後と変わっていません。

よって、婚姻については平均初婚年齢が上昇してきたが、ここ10年では男女共30歳前後で変わらないとなります。

選択肢2. ア・ウ

選択肢ウと解説の冒頭を照らし合わせてみていきましょう。

日本では2度ベビーブームが起こりましたが、第3次ベビーブームは起こってないです。

よって、戦後、ベビーブーム期を二度経験しているが、ベビーブーム期に生まれた第1次世代は次のベビーブーム期をもたらしたとなります。

選択肢3. イ・エ

選択肢エと解説の冒頭を照らし合わせてみていきましょう。

自然増減数は減少しています。

よって、出生数と死亡数の差である自然増減数を見ると、ここ10年では自然減の程度が拡大しています。

選択肢4. ウ・オ

選択肢オと解説の冒頭を照らし合わせてみていきましょう。

出産した母の年齢は30~34歳が最も多く、次いで25~29歳、35~39歳までとなります。

よって、出産した母の年齢層別統計を見ると、ここ30年間は一貫して30代が最多を占めているとなります。

まとめ

この問題で出てくるベビーブームに関してはもう一度復習した方が良いのと、統計に関しては暇なときに各省庁の統計データを見ておく必要があるでしょう。

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