本問は一般知識等科目の政治、経済、社会ですが、「政治、経済、社会は範囲が広すぎるし、何が出るかわからない、対策しにくい」と思う方が多いかと思います。
しかも、捨て科目に使用にも足切りがありますので、最低限6問は正解しないといけない。
ただ、おそらく試験委員の先生もそこは分かっていると思います。
それでもなぜ、政治、経済、社会を出題するかというと、受験生が分からないなりにもどのように回答するのかという点を試験委員は確認したいのだと思います。
行政書士試験合格後にクライアントからの問い合わせに対して「分からないからよそに行ってくれ」というのと、「分からないので調べてから折り返します」というのでは全然違います。
受験生が分からないなりにも、考え抜いて最低限6問は正解できるかという点を試験委員の先生は考えて問題を作成されていると思います。
そこで、知識も大切ですが、思考力を身に着けるべきだと思います。
ア 本記述の通りです。
イ 「地雷=すごい危ない物」というイメージがある方、その通りです。
地雷は踏むと爆発するので、民間人が踏むと大けがをしたり、死亡したりします。
そんな危ない物は規制しなければならないと思った方、その通りです。
対人地雷禁止条約という条約で対人地雷の使用や開発が全面的に禁止されています。
よって、本記述は正しいです。
ウ 「すべての国が」とありますが、核兵器を持っている国もあるかと思います。
そこまで分かれば、あとは深く考える必要はありません。
それに、核拡散防止条約は条約なので、批准していない国もあるのに、全ての国に従わせるのはおかしいです。
従うのは、批准している国のみです。
よって、本記述は誤っています。
エ 「○○という人がノーベル賞を取った」と聞いても、「誰その人知らないよ」という方も多いかと思います。
しかし、2004年は、19年前です。結構最近の話です。
「あれ、もっと昔の話じゃなかったっけ」と思った方、その通りです。
佐藤栄作という方がノーベル賞を取ったのは1974年です。
よって、本記述は誤っています。
オ 本記述の通りです。