医療事務技能審査試験(医科)の過去問 | 予想問題
2021年5月公開問題
問63

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問題

医療事務の過去問/予想問題 2021年5月公開問題 医療関係法規の基礎知識 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

医療法に定められた「地域医療支援病院」についての説明のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • 地域医療支援病院の定義は医療法において定められている。
  • 病院が地域医療支援病院と称するためには、厚生労働省に承認を得る必要がある。
  • 地域医療支援病院は原則として病床数が200以上であることが求められる。
  • 地域医療支援病院は原則として紹介外来制である。
  • 地域医療支援病院は24時間体制で入院治療を必要とする重症患者の受入れに対応する必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1

選択肢文の通りです。

2

病院が地域医療支病院と称するためには、都道府県知事に承認を得る必要があります。

3

選択肢文の通りです。

病床数として厚生労働省令で定める数と決められており、原則200床であることと、その場合において、病床の種別は問わないものであることと通知されています。

4

選択肢文の通りです。

原則として、地域医療支援病院は紹介外来性であることとされています。

具体的には、紹介率が80%を上回っていることを求める趣旨であることと通知されています。

5

選択肢文の通りです。

重症患者の受け入れの為、通常の当直体制の外に医師等医療従事者が確保されていること、優先的に使用できる病床、専用病床が確保されていることと通知されています。

なお、特定の診療科において、24時間体制で重症患者の受け入れに対応できる体制が確保されていれば、差し支えないものとするとなっています。

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02

地域医療支援病院については医療法第4条に規定されています。また、備えるべきものについては、同法第21条、第22条も関連しています。病床数、誰の承認が必要なのか、一般の病院・特定機能病院等と何が違うのかを把握しておきましょう。

選択肢1. 地域医療支援病院の定義は医療法において定められている。

正しいです。

冒頭でも触れましたが医療法第4条に規定されています。

選択肢2. 病院が地域医療支援病院と称するためには、厚生労働省に承認を得る必要がある。

誤りです。

その所在地の都道府県知事の承認が必要です。

選択肢3. 地域医療支援病院は原則として病床数が200以上であることが求められる。

正しいです。

文のとおりです。

選択肢4. 地域医療支援病院は原則として紹介外来制である。

正しいです。文のとおりです。

「紹介患者に対する医療の提供」は所定要件の1つです。

選択肢5. 地域医療支援病院は24時間体制で入院治療を必要とする重症患者の受入れに対応する必要がある。

正しいです。文のとおりです。

「救急医療の提供」は所定要件の1つです。

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03

正解は2番です。

地域医療支援病院とは地域医療の充実を図り、効率的な医療提供体制を図るうえで、医療機関相互の適切な機能分担を図るとともに、その機能連携を進めることに重点が置かれている医療機関です。地域医療の確保を図るため、紹介患者に対する医療の提供、医療機器の共同利用、救急医療の提供、地域の医療従事者に対する研修の実施等の機能が求められます。

2→医療法第6条の定めにより、地域医療支援病院の名称についての承認は都道府県知事に提出することになっています。

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